ギルティクラウン / ギルクラ / Guilty Crown

ギルティクラウン / ギルクラ / Guilty Crown

『ギルティクラウン』とは、制作会社プロダクションI.Gが手掛けたオリジナルアニメであり、フジテレビ系列「ノイタミナ」枠にて2クールアニメとして放送された。
物語前半は突如発生した未知のウイルス"アポカリプスウイルス"が蔓延した10年後の日本を舞台にした作品であり、主人公である桜満集がレジスタンスグループの一員として「王の能力」と共に世界と戦い、物語後半はアポカリプスウイルスの第二次パンデミック発生後からアポカリプスウイルスの消滅まで桜満集が「王の能力」と共に世界を救う構成となっている。

ギルティクラウン / ギルクラ / Guilty Crownのレビュー・評価・感想

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ギルティクラウン / ギルクラ / Guilty Crown
9

声優→最高! 作画→最高!! 音楽→最高!!! 脚本→?

良いアニメを構成する重要な要素として、声優の演技、作画、音楽、そして物語の核を担う脚本等が挙げられるだろう。2011年から2012年にかけて全22話で放送された『ギルティクラウン』(GUILTY CROWN)は、視聴者にとても不思議な感覚を与えるアニメ作品である。

舞台は宇宙から飛来した「アポカリプスウイルス」と呼ばれる未知のウイルスによって荒廃した、2029年の日本。主人公である桜満集(おうましゅう)は平凡な高校生活を過ごしていたが、ある日お気に入りの場所である廃校舎へ行くと、そこには当時ネットで活躍していた音楽グループ「EGOIST」のボーカルを務める楪いのり(ゆずりはいのり)がいた。
しかし、いのりはボーカリストとは別にレジスタンス組織である「葬儀社」のメンバーであり、集と出逢った後に国家組織に捕まってしまう。集は他人のコンプレックスや恐怖を武器に具現化する能力「ヴォイド」に目覚め、いのりを救出した後も能力を使って日本を救うため戦うことを決める。

『ギルティクラウン』という作品はボーイミーツガールの展開から始まる王道の勧善懲悪アニメであり、中二心をくすぐる設定と熱い展開が魅力だ。
しかし、物語の中盤でとある事件が生じ、魅力であった“熱さ”が失われ陰鬱とした展開が始まってしまう。ここで物語の温度差を楽しむ人がいれば、物語の魅力の一つが欠けてしまい落胆してしまう人もいるだろう。
さらにこの陰鬱とした雰囲気は思いのほか長く続き、物語は中だるみするため、普通のアニメであれば人々の記憶に残るようなアニメにはならないだろう。

だが、『ギルティクラウン』の凄いところはそんな中だるみした物語をも支える声優、作画、音楽のクオリティである。
主人公の集の声優は『進撃の巨人』の主人公役を務めた梶祐貴。制作は『攻殻機動隊』や『PSYCHO-PASS』等の名作アニメを手がけたプロダクションI.G。劇伴は『進撃の巨人』やドラマ『医龍』など様々な作品でクールなBGMを手がける、澤野弘之が担当した。

また、オープニング曲とエンディング曲は、当時ボカロPとして絶大な人気を誇っていたryoがプロデュースしたグループである「Supercell」と「EGOIST」が担当した。

“熱さ”を失った『ギルティクラウン』は声優による迫真の演技、美麗かつ勢いのある作画、物語の雰囲気に深みを与える音楽により観る者を釘付けにする。
中だるみする物語を他の要素が完璧に支える様に「何なんだこのアニメは!」と驚くことだろう。
そして観続けたその先には、涙無しでは観られない最終回が待っており、ギルティクラウンは“終わり良ければ総て良し”という言葉を味わえる作品となっている。

ギルティクラウン / ギルクラ / Guilty Crown
10

めちゃくちゃ良い作品!!

一言で言うと、サイコーって感じです!!
まず、主人公は最初レジスタンスの仲間になるのですが、そこから二転三転もし、敵だった人間が味方になったり、味方だった人間が敵になったりと言うようなどんでん返しが何回も起き、見ていてはらはらしますし何より先が全く見えず、ここからどうなっていくんだというようなことについてとても考えさせられます。
また、主人公と周りの人間の過去、現在、未来の関係性もかなり重要になってきており、主人公が覚えてないことにより描写されておらず、後半になって明らかになってくるという手法がよくとられており、それがとても目新しいです。
また、主人公や周りの人間はどんどん成長していき、昔では考えられなかったような進歩を遂げることもあり、そこも見どころとなっています。
他には、登場する人物や、ロボット、武器等もとてもかっこよく、見ごたえのあるものとなっています。
他にあげるとすると、音楽がめちゃくちゃ良いというところです。
主題歌はEGOISTさんやsupercellさんなどが歌っており、全ての音楽が聴きごたえがあります。
アニメなどでは、音楽が邪魔になることもありますが、これは映像と完ぺきにマッチしており、最高の仕上がりになっています。

ギルティクラウン / ギルクラ / Guilty Crown
8

ギルティクラウン=罪の王冠とは!?

「ギルティクラウン」というアニメは、西暦2029年、未知のウイルスの蔓延によって引き起こされた悲劇から10年後の日本が舞台になっています。
日常を過ごしている中でいのりという一人の女の子に出会い、主人公、桜満集の日常が変化していきます。
CGと神秘な世界観が見事な作品になっております。

友達を武器として使うという斬新なコンセプトでできており、桜満集が様々な感情を乗り越えて成長していくところが見どころです。
社会問題についても考えさせられるストーリーになっています。

そして、なんといっても目が離せない愛の物語です。
桜満集といのりの二人の幸せを許さない世界。
二人の幸せは訪れるのか!?

ギルティクラウンとは、「罪の王冠」という意味があります。
すべてを語ることがないため、「罪の王冠」などの意味を考察をしながら物語を視聴することでより面白い作品になっております。

このアニメでは、いのりという女の子が歌うところがたびたび出てきていますが、現実のEGOISTのボーカルを務めることになり、一躍話題になりました。
「名前のない怪物」でPSYCHO-PASSのエンディングテーマに起用されています。

いのりの歌声からアニメに入る方も少なくありません。
感情移入してしまう歌声もぜひ楽しんでください。

ギルティクラウン / ギルクラ / Guilty Crown
10

大切な人と友達との繋がり最高のアニメ

ギルティクラウンはオープニングテーマとエンディングテーマが神曲で凄く良く、supercellとEGOISTが歌っています。オープニング曲の「My Dearest」はアニメにピッタリな曲で爽快感があり、かつミステリアスな曲です。アニメより曲の方が目立っていますが、アニメの内容も凄く良く、主人公の桜満集が葬儀屋の統率者である恙神涯とヒロインである楪いのりに出会います。王の力を宿している集はいのりの為に戦い続けます。好きな人のために動く集がなんだかカッコイイですが、王の力のせいで大切な友達を失ってしまい、役に立たない「クズ」は分けなくてはならないと考えるようになり、自ら王になることを宣言しました。しかし、クーデターが起こり、恙神涯に王の力を取られてしまします。力を失い、大切な人である、いのりも失いました。第三のヴォイドゲノムを自らに投与し戦いの場に戻り、いのりを取り返しに行くために葬儀屋のメンバーと大切な友達と共に涯をかろうじて倒します。涯から淘汰の終着点にて、ダアトの目的を阻止し真名を解放すると言う事を教えられます。淘汰を止めるため王の力が宿った右腕で世界中のアポカリプスウイルスを集め、集はいのりと共に逝くつもりであったが、いのりが全てを引き受けたことにより生き延びます。大切な人と右腕と視力を失い義手と白杖の生活となったがもう一つの大切な仲間である友達が残りました。そして世界が平和になりました。この作品は内容自体はすごく難しいですが、大切な人を思う力は素晴らしいと思わせる作品です。