なとり(シンガーソングライター)

なとり(シンガーソングライター)のレビュー・評価・感想

New Review
なとり(シンガーソングライター)
7

なとりの曲調と声の魅力について

なとりは2003年1月31日生まれのシンガーソングライターである。
2021年5月、TikTokにて自作の動画を投稿し活動を開始した。
有名曲では「Overdose」、「フライデー・ナイト」などが挙げられ2023年6月21日には「エウレカ」を配信。
哀愁のある曲調に低音のインパクトある独特の声質が特徴である。
全体的に曲という観点からいうと、ギターなどのカッティングを用いた音やドラムなど、断続的な音が多く、その代表曲として「EAT」、「ターミナル」が挙げられる。
断続的な曲調から流れるような歌声の中に強弱のついたエッジの効く歌声は他のものを魅了すると同時に才能を脅威に感じるのではないだろうか。
現に、2022年5月に配信した「Overdose」の反響が大きかったことから配信限定シングルとしてフルバージョンがリリースされたことで「なとり」を知った人も数多くいるだろう。
また、「フライデー・ナイト」はデモの時から力をこめて作られていると感じる。1サビだけだが、断続的に響くドラムに続いての歌声のハモりが大人の恋と哀愁、気だるいような感覚が精神的な大人の面を強調しているとさえ感じてしまう。
歌詞には”飾らない言葉”が多く耳に入りやすいと感じた。