2度目の二十歳

2度目の二十歳のレビュー・評価・感想

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2度目の二十歳
10

すごく考えさせられた

「チェ・ジウ」さんが好きで、彼女の昔の作品を見ている中で、この作品に出会いました。
彼女は当時39歳。変わらぬ美貌に、正直びっくりしました。
物語は、夢を捨てて結婚をし、専業主婦になった女性が、大学に通いたいという夢から大学受験を経て、ついに大学進学を果たすというお話です。
夫とは家庭内崩壊をしており、離婚を予定。しかも夫は不倫をしている…。
偶然にも、自分の息子が同じ学校に通うことになり、さらには夫が転勤で同じ大学に勤務。
主人公は家族に黙って進学することになります。
進学した先に、高校時代の同級生と再会するも、ひどい態度を取られます。
彼女はオバサンということから、周囲の学生にも毛嫌いされます。
しかし、彼女が学生ライフを送っていく中で、現代の教育の在り方や風潮に間接的に疑問を問いかけるような物語の描き方がされおり、「何のために大学に通うのか?」、「就職のためのか?もっと他にあるんじゃないか?」、「最後の学生生活を就職のための冷たい期間で終わらせるのはどうなのか?」、「学生らしく楽しく生活するのも、大学生として過ごす一つの方法でもいいんじゃないか?」などと感じました。
彼女が大学生活を送っていくうえで、徐々に周りにも変化が生じます。
最終的には同級生との再会からの恋が実る点にキュンキュンもさせられましたが、主人公がまっすぐ強く生きていく様がとてもかっこいいと思ったし、いろいろなことを考えさせられるドラマでした。