『PUI PUI モルカー』は見里朝希によるアニメーション作品。本作は羊毛フェルトで作られたキャラクターを撮影して制作されたストップモーションアニメである。第1期はテレビ東京系列「きんだーてれび」にて2021年1月5日から3月23日まで毎週火曜日に放送された。第2期『PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL』は監督が小野ハナに変わり、モルカーの生みの親であり第1期監督の見里はスーパーバイザーの立ち位置となり制作された。第2期の放送はテレビ東京「イニミニマニモ」枠にて2022年10月8日から12月24日まで放送された。キャッチコピーは「プイプイ！ワクワク！大暴走！？」。
舞台はモルモットが車になった世界。くりくりな目と大きな丸いお尻、トコトコ走る短い手足。常にとぼけた顔で走る癒し系の車「モルカー」が、車ならではのシチュエーションを中心に、癒しあり、友情あり、冒険ありのアニメーションで、毎話各キャラクターが主人公になるタイプのオムニバス形式の構成となっている。
フェルトで作られたモルモットのような車が本当に動いているように見えるアニメーションの可愛い作品。作者のコンセプトでもある「モルモットが車になったらきっとこんな感じなんだろうな」を、可愛く面白く表現しています。
セリフ等はありませんが、本物のモルモットの鳴き声を使用したり、時おり実写の人間の写真や動物の写真が出てきたりしていて、表情や相づちのような声でストーリーが進んでいきます。
主人公が固定でいるわけではなく、「ポテト」や「シロモ」「アビー」といったたくさんの種類のモルモットが出てくるので、きっと自分の好みのキャラクターが見つかるのではないでしょうか。
オリジナルストーリーももちろんありますが、昔の映画をオマージュしたような作品もちらほらあり、その作品のオリジナリティを崩すことなく可愛くコミカルに表現しています。
また、一つひとつのストーリーが短編集のようになっているため、子供たちも飽きずに最後まで集中して見ることができます。
モルカーが実際あればいいなと思える、子供から大人まで楽しめる癒し系日常アニメ。
ぜひ1度ご覧ください！
