圏外プリンセス

圏外プリンセスのレビュー・評価・感想

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圏外プリンセス
10

陰キャでブスなプリンセスが学年一のイケメンと付き合うために、自分自身を見つめ変わっていく物語。

主人公は「目黒美人(めぐろ みと)」という中学3年生の女の子。
ただ、漢字で「目黒美人」と書くにも関わらず、不細工な顔なのである。そのため、学校でも陽キャに「美人(ビジン)ちゃん」と馬鹿にされたり、病院でも名前を呼ばれるたびに受付の人からがっかりされたりと、余計に外見コンプレックスを抱いてしまっている。
そんな美人も恋をするが、恋が怖くなってしまう出来事が起こる。中学1年生に課外活動にて、夜に女子同士で話しているときに、「梅田くんが好き」と喋ってしまったのだ。それが、クラス中で広がり、本人にも伝わった上に、黒板にも書かれて晒し者になってまったのだ。そのことから、男子に臆病になってしまって、恋が怖くなってしまったのだ。
それから、仲の良い春川京(はるちゃん)と都丸栄(まるちゃん)と恋愛ゲームにて盛り上がるような学生生活を送っていたある日。階段にて梅田とすれ違いそうになったため、顔を下に向け通り過ぎようとしたら、梅田に気づかれ男子の仲間といつものように揶揄われてしまったのである。動揺して階段で転けてしまい嫌で嫌で泣きそうになっていた美人なのだが、梅田を注意する人間が現れる。国松という学年随一のイケメンで、美人は国松を好きになってしまったのである。
それから、国松に好きになってもらうため、雑誌を買ったり、春ちゃんにメイクを教わったり、頑張って国松に話しかけに行ったり様々な挑戦をしていく。そんな中で、美人は見た目だけでなく内面もどんどん成長していき、魅力的な人間になっていく。
果たして、美人は国松と付き合うことができるのか。