メジャーDS ドリームベースボール

メジャーDS ドリームベースボールのレビュー・評価・感想

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メジャーDS ドリームベースボール
2

これでも漫画『MAJOR』の家庭用ゲームとしてはマシ。

このゲームはまず、ストーリーモードが貧弱であり、ストーリーとして採用されているのはアニメ映像をそのまま使い回した紙芝居です。このゲームの8割以上はこのような紙芝居で構成されているため、それらを全て飛ばすと冗談ではなくクリアまでに2時間もかかりません。最初の紙芝居で原作33巻まで説明されますが、それまでにキャラクターボイスも動画もないため、原作を知らなければもはや何が何だかわかりません。
肝心の野球の対戦ですが、守備側はピッチャー以外を操作できず、何ならピッチャーもキャッチャーへの投球以外の行為を行うことができないのです。投球も、ニンテンドーDS付属のタッチペンでゴールの赤い丸にボールを持っていくだけであり、爽快感の欠片もありません。バッティングもミートカーソルの概念が無く、コースや高さに関係なくタイミングを合わせてバットを振るだけです。このようなことから、通常の野球ゲームの25分の1程度の操作しかできないと言えるでしょう。
一応他の『MAJOR』の家庭用ゲームと比べると、商品失格とまでは行かない上にボリュームも少なく、プレイヤーの受ける苦痛もそれほどではないため、評価は大マケにマケて2点を付けることにします。