二ノ国

二ノ国のレビュー・評価・感想

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二ノ国
9

スタジオジブリとレベルファイブのコラボレーション!『二ノ国』の魅力

『二ノ国』は、ゲーム業界におけるスタジオジブリとレベルファイブの素晴らしいコラボレーションの結晶として、2010年に日本で発売されました。このゲームは、主人公オリバーの冒険を通じて、現実世界とファンタジー世界「もうひとつの世界」が絶妙に交差する壮大な物語が描かれています。プレイヤーは、オリバーと彼の仲間たちとともに、驚異的なグラフィックと美しい音楽に満ちた世界を探索し、数々の謎や試練に立ち向かいます。彼らは味方のモンスターと共にバトルを繰り広げながら、力を合わせて世界を救うために戦います。

このゲームの魅力の一つは、スタジオジブリの手によるキャラクターデザインやストーリーテリングにあります。プレイヤーは、スタジオジブリの独特な世界観に没入しながら、深い物語性と感動的なストーリー展開に引き込まれます。オリバーや彼の仲間たちの成長や友情、そして彼らが抱える悩みや苦しみは、プレイヤーの心を打ち、ゲーム体験をより豊かなものにしています。
『二ノ国』は単なるゲームではなく、まるでスタジオジブリのアニメーション映画をプレイしているような感覚を味わえる作品です。プレイヤーは、豊かな世界観とキャラクターたちの魅力に引き込まれながら、オリバーと共に感動的な冒険を体験することができます。

二ノ国
5

アニメ映画二ノ国評価してみた

本作品は、ジブリの脚本製作陣が携わっていて期待大とされていました。主役格の3人は、大人気有名俳優2人と女優1人が声優をつとめるなど作品に大きな影響を与えています。しかし、物語はいまいちだという意見が多く見られ、世にはあまり広がりませんでした。ジブリの視点からすると、画が美しく、「猫の恩返し」や、「ハウルの動く城」といった名作中の名作の要素も入っていました。犬やねこといった動物など明らかに人間ではないものが暮らす二ノ国。そして、人間だけが暮らす一ノ国。ある種のパラレルワールドでもあります。基本的な設定は原作ゲームである『二ノ国II レヴァナントキングダム』を中心に歴代のシリーズのものを引き継ぐが、主人公が高校生になる、主人公の暮らす世界が現代日本になるなどキャラクターを一新した完全オリジナルストーリーとなっています。足に障害をもつ車椅子の少年のユウと親友のハル、幼馴染の少女のコトナはいつも通り仲良く過ごしていました。しかしそんなある日、コトナは謎の存在に命を狙われてしまい、ユウが助けに向かうものの何もできずにいました。ハルを抱きかかえるコトナを見て勘違いをしてしまったハルはコトナを抱えて助けを呼ぼうと道路に飛び出してしまう。それを助けようとしたハルであったが、2人に命の危機が訪れたその時、不思議な世界への扉が開くのです。

二ノ国
7

二ノ国への期待

人気のロールプレイングゲームが物語化したのがこの映画です。
この「二ノ国」はゲームを元に、アニメ映画として公開されました。RPGは次から次へとミッションを達成してレベルをどんどん上げていくゲームで、楽しみも大きくスリリングで冒険心があります。それが映画化されたのですから、内容には興味深々です。
主人公は幼馴染の3人の高校生です。そのうちの2人ユウとハルは、いわゆるパラレル・ワールドに引き込まれます。パラレル・ワールドである「二ノ国」には現実世界と同じ人間が存在しているというお話で、このSF的な設定にも興味がわきます。いったい、この「二ノ国」というのはどういう世界で、現実世界とはどのようなつながりになっているのでしょうか。ユウとハルはこの「二ノ国」を旅して、もう一人の幼馴染であるコトナに出会います。このコトナは「二ノ国」ではアーシャ姫であり、一方の命を助ければ、もう一方の命は助からないという非情な選択を迫られることになります。ゲームであれば、この選択により、結末が変わるのでしょうが、映画では結末は1つです。いったい、どういう選択をするのでしょうか。