あなたの番です / あな番

あなたの番です / あな番

『あなたの番です』とは、日本テレビ系にて2019年4月から9月まで放送された全20話のミステリードラマである。キウンクエ蔵前というマンションに引っ越してきた新婚夫婦が「交換殺人ゲーム」に巻き込まれる姿を描いたミステリードラマで、企画・原案は秋元康。第1章、第2章で構成された2クール半年間に渡って放送され、テレビ放送と連動して、『扉の向こう』というスピンオフがHuluにて独占配信されている。

あなたの番です / あな番のレビュー・評価・感想

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あなたの番です / あな番
9

予想できない展開

私はドラマ版のあなたの番ですを見ていたので、映画になると聞いてとても楽しみにしていました。
内容はドラマ版のような「交換殺人ゲームが起きなかったとしたら」という設定のパラレルワールドですが、基本的なキャラクター設定はドラマ版と変わっていません。なので、今回の映画では、西野七瀬さん演じる黒島ちゃんが昔から殺人鬼であるということを中心にストーリーが展開していくという内容でした。
ドラマ版同様、次々と人が殺されていく展開と、それぞれの登場人物が何か怪しげな行動をとっていきます。
誰が事件と関わっているのか、誰がミスリードで実は事件と関わっていないのか、考察しながら楽しめる内容でした。
ただ、ドラマ版を知っている人からすると、中盤辺りで衝撃の展開が起こります。そこからは全く読めない展開になっていき、真相が分かったときには「マジか。1ミリも予想できなかった。」と思いました。ただ、ドラマ版を知っているからこその意外性でしたが、真相を知ると納得できるところがさすが秋元康さんだと思いました。
そして、事件が解決したあとのエンドロールからのラスト1分でまさかの事態。ドラマ版で衝撃のシーンが起きたときと同じシーンになり、あな番ファンなら心臓がドキドキすることでしょう。
お馴染みの登場人物に、ハラハラドキドキする先の読めない展開に、とても楽しめる映画でした。