機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ / 鉄オル / Mobile Suit Gundam: Iron-Blooded Orphans

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ / 鉄オル / Mobile Suit Gundam: Iron-Blooded Orphansのレビュー・評価・感想

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ / 鉄オル / Mobile Suit Gundam: Iron-Blooded Orphans
8

異彩を放つガンダム。

無人機動兵器モビルアーマーの暴走によって引き起こされた『厄祭戦』が終結して約300年後の物語。大戦を終結へ導いた英雄アグニカ・カイエルと、彼の下に集った7つの名家セブンスターズが設立した治安維持組織ギャラルホルンの監視によって、地球圏は4つの経済圏へ分割され統治されていた。しかし長い平和はギャラルホルンの堕落・腐敗を招き、民衆間で貧困や差別が蔓延してゆく。それは生活難から過酷な労働に就く孤児たちや、人身売買される『ヒューマンデブリ』を生み出す事になってしまう...。

上記のような背景もあって、本作は多くのガンダムシリーズの中でも異彩を放つ作品となっている。
主人公の三日月・オーガスは民間警備会社CGSに所属していたが、ある出来事をきっかけに厄祭戦時代のモビルスーツ『ガンダム・バルバトス』に乗り、大きな戦いの渦へと身を投じていく。
目的の為に躊躇無く人を殺す主人公、ビーム兵器を使わないモビルスーツ戦などこれまでのガンダムとは一線を引く。
本作はこれまでのガンダムシリーズとは独立したものなので、「興味はあるけど、他のガンダムを見た事が無い。」という人も安心して見る事が出来る。
社会に虐げられた少年達の目指す”目的地”を、彼らと共に目指してほしい。

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ / 鉄オル / Mobile Suit Gundam: Iron-Blooded Orphans
10

止まるんじゃねぇぞ

最終章では、指名手配までされて、見つかったら即射殺状態のオルガイツカ。
しかし、それでも防弾などの対策もせず、組織の服を着て町を歩くオルガの勇敢さを思い知りました。
しかし、不幸にも黒い塗りの高級車が止まってしまう。
団員をかばい、すべての銃弾を負ったオルガに対し、
組織の一員、三日月から言い渡されたこととは...「謝ったら許さない」
死亡シーン
Ride on:「なんか静かですね。街の中にはギャラルホルンもいないし本部とはえらい違いだ。」
オルガ:「ああ。火星の戦力は軒並み向こうに回してんのかもな。」
Ride on:「まっそんなのもう関係ないですけどね!」
オルガ:「上機嫌だな。」
Ride on:「そりゃそうですよ!みんな助かるし、タカキも頑張ってたし、俺も頑張らないと!」
オルガ:「ああ。(そうだ。俺たちが今まで積み上げてきたもんは全部無駄じゃなかった。これからも俺たちが立ち止まらないかぎり道は続く)」
チャド:「ぐわっ!」
Ride on:「団長?何やってんだよ?団長!」
オルガ:「ぐっ!うおぉ~~!」
暗殺者:「うおっ!あっ!」
オルガ:「はぁはぁはぁ…。なんだよ、結構当たんじゃねぇか。ふっ…。」
Ride on:「だ…団長…。あっ…あぁ…。」
オルガ:「なんて声出してやがる…Ride on!!。」
Ride on:「だって…だって…。」
オルガ:「俺は鉄華団団長オルガ・イツカだぞ。こんくれぇなんてこたぁねぇ。」
Ride on:「そんな…俺なんかのために…。」
オルガ:「団員を守んのは俺の仕事だ。」
Ride on:「でも!」
オルガ:「いいから行くぞ。皆が待ってんだ。それに…。(ミカ、やっと分かったんだ。俺たちにはたどりつく場所なんていらねぇ。ただ進み続けるだけでいい。止まんねぇかぎり、道は続く)」
~回想~
三日月:「謝ったら許さない。」
オルガ:「ああ分かってる。」

オルガ:「俺は止まんねぇからよ、お前らが止まんねぇかぎり、その先に俺はいるぞ!だからよ、止まるんじゃねぇぞ…。」
三日月:「オルガ?」

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ / 鉄オル / Mobile Suit Gundam: Iron-Blooded Orphans
4

やっぱりロボット関係のアニメをやっちゃダメだよ...

従来のガンダムとは違い、ビームによる攻撃なし、すべて実弾と肉弾戦での戦闘ということで、とても楽しみに見ていました。物語初期には数々の鬼畜名言が出る等、個人的にかなり期待に満ちた出だしでしたが、終わってみればガンダムの広大な世界の中で、ひたすら狭い世界での内輪揉めに終始した内容でした。
敵の黒幕も途中まで有能でミステリアス感をかもし出していたのに、最終的には別キャラクターのような無能になって...非常に残念な思いをしました。
これは脚本家の影響によるものが大きいように思います。過去に『トラどら!』、『あの花』や『ここさけ』など、青春ストーリー物のアニメではかなりの実力を有した方ですが、ロボットが出てくるアニメのストーリーとなると、アクエリオンEVOLのように駄作メーカーとなります。さすがにアクエリオンの時よりは少し工夫したのか、オルフェンズの方がまだましでしたが...。
一般的に適正がピーキーな人はその専門分野では著しい成果を出せますが、その他の分野ではかなり劣る傾向かと思います。脚本家だけに言えたことではないですが、今後も楽しくアニメを見るためにも、ご自身の適正を踏まえて発注側も受注側も仕事を進めて欲しいものだと深く感じた作品でした。