いちご100% / Strawberry 100%

いちご100% / Strawberry 100%

『いちご100%(いちごひゃくパーセント)』とは、日本の漫画作品である。作者は河下水希。2002年から『週刊少年ジャンプ』で連載が始まり、2005年まで続いた。単行本も発売され、全19巻となっている。単行本もヒットし、累計発行部数は約800万部を超えた。
本作品は、河下が担当編集から恋愛メインの作品を制作するよう提案されたことがきかっかけとなり、作られた。タイトルの『いちご100%』の100%は割合ではなく、確率を表している。
ストーリーは中学時代と高校時代で構成されており、主人公は真中淳平。メインヒロインの東城綾や西野つかさ、ほかに北大路さつきや南戸唯らが登場する。真中をめぐる恋模様が描かれる学園ラブコメディである。物語は、中学3年生の真中が、学校の屋上で美少女のいちごパンツを見てしまったことからスタートする。
ストーリーの面白さとお色気描写が話題となり、2005年にはテレビアニメ化された。描写が過激であるため、放映時には多少の調整が施された。

いちご100% / Strawberry 100%のレビュー・評価・感想

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いちご100% / Strawberry 100%
10

少し古いけど青春を感じる神作品・いちご100%

いちご100%における東VS西の争いを聞いたことがある方も多いかもしれません。いちご100%のヒロインである東城綾と西野つかさのどっちが好みかという永遠の命題ですが、いちご100%は、ヒロイン論争以外にも、青春漫画としても素晴らしい作品です。
この作品は、将来映画監督になることを夢見る主人公・真中淳平が様々な女性の間で揺れ動く、週刊少年ジャンプで連載されていたラブコメ作品です。物語は中学三年生から始まり、ヒロインたちの出会いから描いていき、全19巻で高校三年生の終わりまで続いていきます。特に印象的なヒロインは、上記の2人です。同じように夢を持ちながら一緒に映画を撮る約束をする東城と、最初は天上の人で関わりもないもののひょんな勘違いから付き合うことになった西野つかさ。対照的な2人は、真中に恋と共に多大な影響を及ぼしていくことになります。
なんで真中がそんなにもモテるのか疑問になることもありますが、勉強・夢・将来・青春と当時のいろんなものが詰まった名作漫画です。連載されていたのが2000年代ということもあり、今読むと微妙に古く感じる部分もありますが、中高生ぐらいの将来何になろうか、何をしようかと迷っている方にもおすすめできる神作品です。