ベイビー・ドライバー / Baby Driver

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ベイビー・ドライバー / Baby Driver
10

鑑賞中ずっとBABYのiPodを聴いてる感覚

天才的なドライビング・センスを買われ、犯罪組織の『逃がし屋』として活躍する若きドライバー、通称「ベイビー」(アンセル・エルゴード)。彼の最高のドライビングテクニックを発揮するための小道具、それは完璧なプレイリストがそろっているiPod。子供の頃の事故の後遺症で耳鳴りが激しい彼だが、音楽にノッて外界から完璧に遮断されると、耳障りが消え、イかれたドライバーへと変貌するのである。
ある日、運命の女の子デボラ(リリー・ジェームズ)と出会ってしまった彼は犯罪現場から足を洗うことを彼女に固く誓い、決意する。しかし、彼の才能を惜しむ組織のボス(ケヴィンスペイシー)にデボラの存在を嗅ぎつけられ、無謀な強盗に手を貸すことになり、彼の人生は脅かされはじめる。

一つ一つの音楽がこの映画に欠かせないモノになっており、音楽とカーチェイスが一致する瞬間は思わず「気持ちいい!」っと我を忘れニヤけてしまった音楽だけでなく、物語もスピーディーでロマンティックな部分とシビアで現実的な部分がうまく噛み合っおり、またラストの約15分間は興奮し肩が凝るほど力が入り、目が釘付けになるそんな瞬間の連続だった。私が観た劇場ではエンドロール中席を立つ人は誰一人居なかった、それほど余韻に浸れる傑作だった