君は月夜に光り輝く

君は月夜に光り輝く

『君は月夜に光り輝く』とは、日本の映画作品である。原作は佐野徹夜による小説で、2019年3月に映画化された。監督・脚本は月川翔。主演は永野芽郁と北村匠海で、その他に優香や松本穂香、及川光博などが出演している。
永野芽郁演じる渡良瀬(わたらせ)まみずは、発光病という病に侵され入院していた。皮膚が発光する病気で、死が迫ってくると光が強くなる。北村匠海演じる岡田卓也は、外出することができないまみずの代わりに、彼女がやりたいことを実行し、その感想を彼女に伝えることになった。死が近づいてくるまみずや、彼女の願いに付き合う卓也だけではなく、まみずのことを思う親の気持ち、そして、看護師という立場と自分の気持ちの間で悩みながらも、まみずのことを考えて行動する岡崎(優香)の気持ちなども描かれている。
2018年には漫画にもなっており、『ダ・ヴィンチ』で2018年9月号から2019年8月号まで連載された。2019年には、全2巻のコミックになっている。

君は月夜に光り輝くのレビュー・評価・感想

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君は月夜に光り輝く
9

気づいたら泣いていました

どんどんと映画の世界に入っていき、中盤から後半にかけて泣けるシーンが何回かありました。「幸せ」って何なんだろう?と、この映画を見て強く考えさせられました。自分だけが幸せになればいいんじゃなくて、誰かを幸せにすることで自分も幸せになれたら本当にいいなと感じました。
私には言葉も話せず、歩行も困難な家族がいます。この映画を見ながらその人は今幸せなのか?と考えました。その人はもちろん言葉が話せないため明確な意思表示をすることができません。しかし、表情から少しは読み取ることができます。私はその人が笑顔になるとき、その人は幸せなのかなと思っています。だから私はその人が少しでも多く笑顔になれる瞬間を作れたら私も笑顔になれるし、幸せだなと感じました。これからも一日一日を大切にその人を含め、家族全員で幸せに生きていきたいと思います。
映画のクライマックスは号泣してしまいました。生きたいのに生きれないっていうのがどんなにつらいことなのかものすごく伝わってきました。生きられることさえも奇跡で幸せであるのだから、生きたくても生きれない人の分も自分の命を大事に生き続けなくてはならないと痛感しました。エンディング曲も映画と合っていて、とても最高でした。