Fate/EXTRA Last Encore / フェイト エクストラ ラストアンコール

Fate/EXTRA Last Encore / フェイト エクストラ ラストアンコール

『Fate/EXTRA Last Encore』とは、マーベラスエンターテイメントから発売されたゲーム『Fate/EXTRA』を原作とした、2018年1月から放送されたテレビアニメ作品である。舞台は月に存在するあらゆる願いを叶える力を持った霊子コンピューター「ムーンセル・オートマトン」が作った霊子虚構世界「SE.RA.PH」内。月の聖杯(ムーンセル・オートマトン)の使用権を巡り、128人の魔術師(マスター)と英霊(サーヴァント)が戦い、ただ1人の勝者を決める「月の聖杯戦争」を描く。

Fate/EXTRA Last Encore / フェイト エクストラ ラストアンコールのレビュー・評価・感想

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Fate/EXTRA Last Encore / フェイト エクストラ ラストアンコール
5

やりたかったことはよくわかる、見たかったものはこれじゃない

これは2010年7月22日に発売されたPSP用ゲームソフト「Fate/EXTRA」を下敷きに製作され、2018年1月から3月にかけて放映されたアニメだ。
ただしあくまでゲームは下敷きであり、ゲーム中でいくつかのifが重なって更にねじ曲がっていった結果生まれた、全く異なる物語が展開される。
なのでゲームのバッドエンドから続いた物語というわけでもない。正直に言うと私は好きだ。
「Fate/EXTRA」のゲーム自体が大好きで、キャラの「もしも」が描かれ、彼らが彼らとして動いた結果辿り着いた、あの終わり方も嫌いではない。
だがアニメが初見の人にはあまりにもわかりづらい、というよりも理解は不可能であったと思う。
やり込んだプレイヤーでもきつかった。のちに発売されたシナリオブックも読んだが、それでもいまいちわかっていないところがあるレベルである。
ゲームはゲーム、アニメはアニメ。アニメとゲームで同じことをやっても仕方がない。
奈須きのこ氏の意図は十分理解できるのだが、それでもファンとしてはあのゲームのあのシーンをアニメで見たかったし、
そちらの方がアニメから入ったファンにもわかりやすかったのではないか、と思わずにはいられない。