バットマン ビギンズ / Batman Begins

バットマン ビギンズ / Batman Begins

2005年にアメリカで制作された実写映画。監督はクリストファー・ノーラン。
アメリカンコミック『バットマン』シリーズを原作としている。
実業家ブルース・ウェインが、闇の騎士「バットマン」として、世に蔓延る凶悪犯罪者たちと戦う決意をする様を描く。

tennensui_of_ozed6のレビュー・評価・感想

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バットマン ビギンズ / Batman Begins
10

バットマンとキャットウーマンが出会う話

バットマンがゴッサム・シティを守っていく中、ペンギンの怪物が誕生し、それを恐れた両親によって捨てられたかわいそうな男と対決する話です。
ペンギンの怪物のその過去は可哀想だと思います。ただ手がおかしくなってしまっただけで恐れられてしまって、両親の愛情を感じることなく、地下の下水道の中で暮らして行かなくてはいけないのはあまりにも酷な話だと思います。それでも成長していくにつれてか、仲間のペンギンとサーカス団のような人物達と一緒にいたから少しは救われたような気がしますが、彼はそれだけでは満足できなかったのです。
ついには地下を流れる水を汚染している原因となった人物と共謀して、地上へと舞い上がるのです。でも、そこでも幸せが長く続かなかったのはバットマンとの対決で晒してしまった自分の本性のせいなので、自業自得なのです。
バットマンがペンギンの怪物によって悪者となってしまうのは悲しかったですが、自らの力でまたヒーローに返り咲いたのは凄く嬉しかったです。
それに社長秘書だったセリーナが、社長に窓から突き落とされた時からキャットウーマンに生まれ変わり、苦悩しながらも活躍する姿は格好良かったです。
そんなキャットウーマンがバットマンと出会い、セリーナとブルースが出会い、お互いの正体を知っておきながらも対決するのは凄く良かったです。
でも、それでもなお、似た者同士の2人が惹かれあっていくのは感動しました。この映画はバットマンとキャットウーマン、ブルースとセリーナが出会う物語を描いた映画なのだと私は思います。