MAJOR 2nd / メジャーセカンド

MAJOR 2nd / メジャーセカンド

『MAJOR 2nd(メジャーセカンド)』とは満田拓也原作の漫画であり、1994年から2010年まで『週刊少年サンデー』で連載された『MAJOR』の続編。前作『MAJOR』の主人公・茂野吾郎(しげの ごろう)の息子・大吾が主人公。大吾はプロ野球選手だった父に憧れ野球を始めるも、父のような野球センスには恵まれず一度は野球から離れてしまう。しかしその後あることをきっかけに「野球が好き」という気持ちは父親譲りであることに気付き、再び野球に向き合うことを決意する。その大吾と仲間の友情を描いたストーリー。

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MAJOR 2nd / メジャーセカンド
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親子2世代にわたる熱血野球ドラマ

満田拓也さんの熱血野球漫画で、前作MAJORは全27巻で父の重野吾郎が主人公の大人気漫画でしたが、その続編です。主人公は重野吾郎の息子、名前は大吾です。家族は姉の泉、母は父の幼馴染の薫、4人家族です。登場人物にも2世が出ています。父とバッテリーを組んでいたキャッチャー佐藤俊也の息子の光、父と同じピッチャーでライバルであった眉村健の娘の道塁と息子の渉です。大吾のポジションは父とは違ってキャッチャーです。父は剛速球を投げる化け物のような投手でしたが、大吾は肩が弱かったこと、転向により同じチームとなった光がピッチャーになったことから、成り行きでキャッチャーになりました。お互いの親の逆バージョンです。光と出会う前は、周りの過大な期待、失敗したときに落胆する周りの目に耐えられなくなり、一時は野球を辞めてしまいます。投げやりな気持ちになりゲーム三昧の日々をおくっていたこともありました。しかし、大吾は強肩/バッティングセンスの才能は引き継いでいないかもしれませんが、野球を好きというDNAはしっかりと受け継いでいました。光の励まし/光の父である俊也の指導/仲間や家族の助け、大吾自身も情熱と頑張りを見せ、とうとうキャッチャーのポジションを勝ち取りました。その後、光とバッテリーを組み、眉村姉弟など、いろいろな強敵たちと名勝負をしていくことになります。1巻から10巻まではドリフィンズで活躍した小学校編、11巻以降は中学生編です。