モンスターズ・ユニバーシティ / Monsters University

モンスターズ・ユニバーシティ / Monsters University

『モンスターズ・ユニバーシティ』は、2013年に公開された長編アニメーション映画である。2001年の『モンスターズ・インク』の前日譚にあたり、親友同士の主人公マイクとサリーが、どのように出会い、会社のエースとなったのかが描かれている。監督はダン・スキャロン。
映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では、10点満点中平均6.8点を得るなど、高い評価を得ることができた。
ある失敗で怖がらせ学部から追い出されてしまった2人は、「クラブ対抗の怖がらせ大会に優勝したら、怖がらせ学部に復帰する」ことを学長と約束し、「ウーズマカッパ」という落ちこぼれクラブのメンバーと大会の優勝に向けて奔走する。エリート企業モンスターズインクのプロの怖がらせ屋に憧れる小柄で努力家なモンスターマイクと、エリート一家サリバン家のモンスターであり、生来持つ子供を怖がらせる才能に慢心しているサリーの出会いと交流が描かれる。

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モンスターズ・ユニバーシティ / Monsters University
9

うまくいかないこともあるけど

モンスターズ・インクのマイクとサリーの大学時代の話です。モンスターズ・インクの怖がらせ屋になることを夢見て大学に入ったマイクは、成績も抜群だけど、怖くないということで怖がらせ学部をクビになります。同期だったサリーも勉強しなくてクビになり、怖がらせ学部復帰のために怖がらせ大会での優勝をめざすというものでした。マイクは頭もいいし、努力もしているけど、元がかわいらしいので全然怖くありません。こればっかりはどうしようもないです。見たら分かるのに、それでもマイクは気がつかなかったってところが現実的だなと思いました。やっぱり体験しないとわからないことってあるよねと思いました。それでも、他の人の能力を引き出すのはうまいし、モンスターズ・インク会社にも怖がらせ屋の秘書みたいな職はあるし、最初からそっちを目指せば超エリートっぽいのに、ほんと人生はうまくいかないなて感じです。この話のいいところは、結局主役は夢が叶うとか、怖くなくても希望の職につけるとかがなくて、うまくいかないこともあることを描いている点です。その上で、遠回りだけど、憧れの会社に入って、コンビで怖がらせの仕事についたマイクとサリーはすごいと思うし、教育的にもすごくいいと思います。