ブルータル 殺人警察官の告白

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ブルータル 殺人警察官の告白
9

サイコパス警察官に圧巻される

まず初めに、絵が綺麗で且つグロイです。イケメンエリート警察官の主人公が、色々なジャンルの悪人にあの手この手で制裁を与えるというストーリー。こちらの作品は「トレース」のスピンオフ作品になっており、先に読んでおくとより世界観に入り込めます。
主人公は容姿端麗で普段は老若男女に優しいのですが、法で裁けない悪人をターゲットに決めたら残酷な最後を迎えさせるまで徹底的に苦しめます。制裁を与えるシーンもかなりグロテスクで、そしてとてもリアルです。
その中で毎回必ず入るシーンが、相手が心の底から絶望した顔を主人公がカメラにおさめるというシーン。その時の主人公の表情が非情でこれがサイコパスなのかとゾクッとします。

勿論、主人公がしていることは残虐な殺人であり、決して許されることではありません。それでも、読者たちに次のターゲットにはどのような制裁を与えるのだろうとのめりこませていくストーリー展開はとても魅力です。
また、毎回の事件が私たちが実際過去にメディアでみたような内容が多く、より悪人たちを怖い許せないといった感情にさせていきます。それを具現化しているのが、この作品だと思います。

全体的にグロイですが、絵がとにかく綺麗で時折見せる主人公の天然さにほっこりするシーンも多いです。ゾッとしますが、とにかく面白い作品です。