マキシマム ザ ホルモン / MAXIMUM THE HORMONE

マキシマム ザ ホルモン / MAXIMUM THE HORMONE

日本を代表するミクスチャー・ハードコアロックバンドであるマキシマム ザ ホルモン。
激しい演奏で意味不明の歌詞を叫ぶという独自性の強い音楽に魅了されるファンは後を絶たない。
メンバーの病気や出産などで一時活動を休止していたが、2017年5月、ライブツアーを開始する。

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マキシマム ザ ホルモン / MAXIMUM THE HORMONE
10

マキシマムザホルモンのメッセージ性の熱さ

マキシマム ザ ホルモン。何処かで一度は聞いたことがあるバンドではないでしょうか。
当時私は学生でしたが、稲妻が走るくらい衝撃的なバンドに出会い感化されていました。
そんなバンドを今日は紹介していきたいと思います。

マキシマム ザ ホルモンとは、一言でいえば「何を言っているか分からない事を叫び散らかす」ようなバンドです。
ですが歌詞カードを見てみると、その一つ一つに作詞である「マキシマムザ亮くん」の熱い思いやメッセージ性がありとても奥深いものがあります。
ポップな曲も多く一つのジャンルに絞られない音楽性もあり、各メンバーの演奏技術も高いです。
また、何を言っているか分からない歌詞が時には英語のようにも聞こえて、ファンの中には空耳英語歌詞として投稿する者もいます。

このバンドで特におすすめしたい曲が2曲あります。
「ぶっ生き返す」と「シミ」です。
「なんだこの曲名」って思うかもしれませんが、ちゃんと深い意味が込められた曲になっています。
この2曲には共通点があり、それは現代社会における若者へのメッセージ性が込められてます。

例えば毎日嫌なことが続いたり、会社で上司から怒られたりでもしたら気持ち的に辛くなったりしますよね。
結果も残さなくてはならない、あいつよりいい結果だして爪痕を残してやる!
そう思って頑張っても時には気落ちして、生きる事が辛くなったりするかもしれません。
社会や人から押しつぶされて殺されてしまうのではないか?
「そんな地の底の底のまで行ってしまった自分自身をぶっ生き返す!!」
「爪痕なんていつか消えてしまうから俺は、こびりついて落ちないシミを残してやる!!」
なんていう思いが込められているのが「ぶっ生き返す」と「シミ」です。

最初はただただ音楽がカッコイイな~なんて思って聴いていましたが、あとあと歌詞解説を見て聴いてみると全然違う思いで聴けたのを覚えています。

もちろん、バイブスを上げたい人にもおすすめです。
その一方でバイブスの裏に隠れてるメッセージ性を見て聴くのも、マキシマム ザ ホルモンのファンには欠かせないことです。

皆さんにも好きなバンド、ミュージシャンがいるかもしれません。
でも、僕に騙されたと思って一度聴いてみてください。
きっと心の中の何かが変わると思います。