糸

『糸』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画で、中島みゆきの楽曲『糸』にプロデューサーの平野隆が着想を得て制作された。監督は瀬々敬久。平成元年生まれの高橋漣(たかはしれん)と園田葵(そのだあおい)は、美瑛で出会い恋に落ちる。しかし大人たちの都合で引き裂かれ別々の人生を歩む。出会ってから18年経って平成という時代も終わりを迎えるとき、互いを忘れられなかった漣と葵は再び手を取り合うために動き出していた。この物語は、漣と葵、その周辺の人々の軌跡を「平成」という時代にのせて描く作品となっている。

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8

泣きたい時に観たい恋愛映画

この映画は、主人公の『高橋漣』と『園田葵』がすれ違って離れ離れになり、それぞれ別の人生を歩み、そして再会する愛のストーリー。漣と葵は互いに北海道に生まれる。二人の出会いは、13歳の夏。花火大会の日だった。漣は、親友の『直樹』と終了時間が迫った花火大会の会場に猛スピードで自転車を飛ばしていく。しかし花火大会は既に終わってしまっていた。疲れ切ってしまった漣は自転車ごと倒れて、怪我をしてしまう。その時、会場にいた女の子が怪我をしている漣に絆創膏を渡してくれる。漣はその子に一目惚れをした。その女の子が葵だった。そして互いに惹かれ合い、二人の初恋が始まる。しかし葵は突然姿を消す。養父からの虐待を受けていたのだ。そして31歳になって二人は再会する。劇中に流れる中島みゆきの名曲が切なさを引き立てる。この映画は主人公の菅田将暉、小松菜奈の他にも成田凌、榮倉奈々、二階堂ふみなどキャストがかなり豪華。そしてエンドロールでは、ミュージシャンとしても活躍する菅田将暉、石崎ひゅーいが歌っている糸が流れるのでそこも注目の一つだ。この映画は、思いっきり泣きたい、優しい気持ちになりたい人にお勧めだ。