Ghost of Tsushima / ゴースト・オブ・ツシマ

『Ghost of Tsushima』とは、Sucker Punch Productionsが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されたアクションアドベンチャーゲームである。
本作は、13世紀の日本を舞台に、主人公の「境井 仁」がモンゴル軍の侵略から対馬島を守るために戦う姿を描いている。プレイヤーは、境井 仁を操作して、オープンワールドの中を自由に移動しながら、ミッションを遂行していく。
戦闘システムは、正々堂々と戦う侍とは異なり、冥人としてもミッションが可能である。騙し討ちや飛び道具の使用など、手段を問わず敵を排除するスタンスは冥人プレイと呼ばれている。侍プレイと冥人プレイは柔軟に使い分けが可能であって、冥人プレイと侍プレイをその時々の状況によって使い分けをして敵の本拠地に行ってボスを倒していく。そのためかなりの練度とテクニックが要求される比較的、蔵人タイプのゲームである。
本作は中世の日本の風景や文化を美しく描かれたグラフィックや音楽を用いてプレイヤーをその世界に引き込んでいく。『Ghost of Tsushima』は、2020年に発売され、高い評価を受けた。

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Ghost of Tsushima / ゴースト・オブ・ツシマ
10

侍としての生き方を学んだ気がします

PS4用ゲームソフト「Ghost of Tsushima」
主人公「境井 仁」が生まれ育った土地、対馬を敵から奪い返す時代劇アクションアドベンチャーゲーム。

このゲームでまず目につくのが画像の綺麗さ。遠くの景色まで細かく描かれています。
オープンワールド形式なので、綺麗な自然の景色を主人公が走り抜けながらゲームは進行します。時に雨が降り、場所によっては雪山がありと気候の変化によって景色も変わるので、プレイの手を止めて景色を眺める事もしばしば。

境井 仁は対馬を取り戻すために仲間を集めながら敵を倒していくのですが、その方法が段々と武士道から外れていきます。最初は民から「お侍さん」と呼ばれていますが、途中から冥人(くろうど)と呼ばれ恐れられるように。
しかしそれは対馬を取り返す為。主人公の心の葛藤がしっかりと描かれています。
基本は敵と戦闘をしながらストーリーが進んでいくのですが、段々とスキルや技を覚えていき敵拠点を攻略していきます。
剣術中心の戦闘ですが、時に弓を使い遠くの敵を討ち、時に煙で相手をかく乱し、背後から切りかかるなど多彩なアクションは見ていて爽快です。
操作性は良く、ロードも少ない。また、ボタン連打の力押しで相手を倒すだけでなく相手の攻撃を見切る等の駆け引きも面白く、剣術アクションとしての完成度も高いです(アクション苦手な人でも難易度設定があるので安心してプレイできます)。

もう一つの楽しさは武具(鎧など)の変更です。侍らしい鎧から盗賊のようなスタイルなど、様々ありますのでそれも是非楽しんでください。
PS4のオープンワールド系のゲームではかなりの完成度の高さだと思います。