ソーセージ・パーティー

ソーセージ・パーティー

『ソーセージ・パーティー』とは、2016年に公開された3DCGアニメーション映画である。コンラッド・ヴァーノンとグレッグ・ティアナンが監督を、セス・ローゲンやクリスティン・ウィグなどハリウッドの人気俳優たちが声優を務めた。スーパーマーケットの世界を楽園だと信じる食材たちが残酷な現実を知って人間に立ち向かう姿を、下ネタや社会風刺たっぷりに描いている。アメリカ合衆国では、初のR指定を受けたCGアニメーションであり、日本でもグロテスク描写や下品な言葉などからR15+指定を受けた。

go-1162688521738607329823のレビュー・評価・感想

レビューを書く
ソーセージ・パーティー
3

日本では見られない映画

食材を通じて人生観を学べます。
アメリカの独立記念日前後に起こる数日間のお話です。
一般的なスーパーマーケットでは、商品たちは「次は自分が、次は自分が。」と、人間たちに買われて行くことが自由を得られる唯一の手段と信じてアピールを繰り返します。
きっとこの檻から抜けて自由な生活を得られるんだ、と。
主人公はソーセージ。隣に陳列されているパンに恋して、いつか一緒に自由を得るんだと夢見ています。
独立記念日の前日、ついに自由を得られる日がやってきます。人間に2つ一緒に手に取られるのです。
そこで事件は起こります。ある返品された商品が、「外は危険だ」と震えているのです。その商品もまた、ソーセージとパンが入ったかごに入れられます。入れられた商品は突然パニックを起こしてカートを転ばせ、全ての商品が床に散らばります。
ソーセージたちは命からがら店員(自分達を廃棄処分する恐ろしい存在)から逃げ出して、また人間たちの手に取られるように陳列棚へと戻る旅が始まります。
買われた商品は本当に自由になるのか。私たちは購入した商品をどうするでしょうか。
包みから開けて、包丁等で加工し、使用しますよね。
人間に購入され、使用される商品からの目線で送られる、物としての人生観。
途中までは興味深いお話も、最後が大変下品で見る人によっては気分を害するものがあります。
少なくとも小さなお子様とは鑑賞しないでください。