生命のスペア

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生命のスペア
9

「生命のスペア」レビュー

必ず泣きます。何があっても泣いてしまいます。。。
「桜紋病」の原因は不明で、治療法も確立されていない病気。そして、かかったら最後必ず死に至る。唯一助かる方法は心臓移植のみ、しかし適合する心臓が手に入る人はほとんどいない。
そんな病気にかかってしまった、ヒロイン夙川恵璃。そんな彼女の妹は生まれた時から移植をするために生み出されたデザイナーベイビー。お姉ちゃんのスペアになるための。そんな事情を知るのは主人公静峰竜次のみ。残された時間、そんな3人の運命が動いていく。
この作品は死生観をテーマとしており、残された時間が少ないなかそれぞれの心に焦点をあて、迫りくる死を前にした3人の少年少女の心の変化を描いています。死を前にした人間のリアルな感情が描かれており、自然と感情移入してしまいます。
シナリオとしては細かな伏線を張り回収するというものではなく、小細工なしでキャラクターの魅力、文章力で勝負という内容でしたが、どちらも非常にレベルが高く、完成度の高いシナリオでした。音楽もよく、作品の雰囲気にあった曲で、プレイ後に改めて聞くと泣けてきてしまいます。ミドルプライス作品ということで、長さとしては短いですが、短い中にすべてを凝縮されており初心者にもおすすめの作品です。