ゴーン・ガール / Gone Girl

ゴーン・ガール / Gone Girl

『ゴーン・ガール』とは、ギリアン・フリンによる同名小説を基に製作されたアメリカの映画である。原作はアメリカで実際に起きたスコット・ピーターソン事件とテレビ番組ナンシーグレイスショーを元に執筆されたといわれている。ニックとエイミー夫妻5回目の結婚記念日にエイミーが消えてしまう。警察による事件の捜査が始まるが、ニックに不審な点が見つかり、彼が容疑者として疑われる。徐々に狂っていく夫婦関係を描いたミステリー・スリラー映画である。

miruto58のレビュー・評価・感想

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ゴーン・ガール / Gone Girl
7

予想外な展開が見どころ!

失踪した妻を探す夫が主人公の話。謎の失踪を遂げた妻を探すべく、様々な手段を取るのですが、それにつれて、夫自身の秘密が明るみに出ていきます。見ているうちに、「実はこの夫が妻を殺したのでは?」「いや、何か他にも謎があるのか?」といった風に、だんだん話にのめり込んでいきます。
最初の方は、正直、ありがちなミステリーかと思いました。行方不明の妻を見つけて終わり、もしくは実は夫が犯人でした、といった感じの展開が読めてしまうストーリー。ですが、失踪の真相を突き詰めるところから妻の秘密がわかり、いつの間にか知能戦のような展開になり、ストーリー中盤からは段々と思いもよらない方向に向かい始めます。予測していなかったまさかの結末に驚きました。一癖ある展開のストーリーがお好きな方は、ぜひ見てみるべきだと思います。
ただしひとつ注意点は、けっこう強烈な流血シーンがあるということです。おそらくRいくつかの指定になっていたのではないかと思います。普段ちょっとしたスプラッター映画などは見れるタイプなのですが、後半のあるシーンでは、思わずうわっと思ってしまいました。とは言え、そういったシーンがメインではないので、その部分さえ目を瞑れば、問題なく見られるのではないでしょうか。