amazarashi / アマザラシ

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amazarashi / アマザラシ
8

世界の隅っこで生きている人の気持ちを代弁するamazarashi

雨曝しだけど、「それでも」。
絶望と希望を歌い、深く、重く、残酷で、でも、「俺もその気持ちわかるよ」と世界の隅っこで生きていると思い込んでいる人の気持ちを代弁してくれるようなバンド、amazarashi。

2007年にギターボーカル秋田ひろむとキーボードの2名で構成された、青森発のロックバンドです。
演者がうっすら見える程度のカーテンのような幕を張り、そこに映像を映してライブをしたり、「千年幸福論」「地方都市のメメント・モリ」など、中二の病を発症した人が好むようなタイトルを付けちゃうような人たちです。
世界はこんなにも輝いている、毎日幸せだ、なんて巷に溢れる曲と違って、苦しい、辛い、もう生きていきたくない。そんな、言葉に出せない感情を、代わりに言葉にしてくれます。
メンタルが弱ってるときはボロボロ泣くし、曲によっては下手すると病むけれど、カッコつけてない、等身大を表現してくれているからこそ、自分の今を客観的に自覚できるような気もしています。
そして、「こうすればいいよー」なんて誰にでも当てはまりそうな、誰にも当てはまらなそうな、「一般的な答え」は提示せず、「だから、お前はどうする?」と、問いかけてくれます。
俺もお前と一緒に悩むからさ、だから、この世の中を、どうにか生き抜いていこうぜ。
そんなメッセージが、各曲から溢れるamazarashi。
メンタルが安定しているときに、用法用量をご確認の上、処方ください(笑)。
はじめましての方は、是非とも「空っぽの空に潰される」を聞いてみてください。
虚しいときはどうすればいいの?
自分一人では気付かなかった自分の中のもやもやと、向き合うことが出来ると思います。