天使にラブ・ソングを2 / Sister Act 2: Back in the Habit

天使にラブ・ソングを2 / Sister Act 2: Back in the Habit

『天使にラブ・ソングを2』とは、1993年に公開されたアメリカのコメディ映画で、1992年に公開された『天使にラブ・ソングを』の大ヒットを受けて制作された続編だ。前作で殺人現場を目撃したことから尼僧へ身を扮していた歌手のデロリス・ヴァン・カルティエが、シスター達からの要請により再びシスター・メアリー・クラレンスとなり廃校寸前の学校と生徒たちを救っていく物語である。前作はサスペンス風だったのに対し、今作では学校がメイン舞台となり青春的な要素も含んでいる。

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天使にラブ・ソングを2 / Sister Act 2: Back in the Habit
10

音楽の力で周りを変えていく

忙しい毎日を送っているデロリスの元に、修道院で出会った友人達が訪れる。社会奉仕先の高校の悪ガキ達が手に負えないから援助して欲しいという話であった。デロリスは援助する事に決めて、シスター・メアリー・クラレンスという名で聖フランシス高校へ向かった。音楽クラスの担任となったが、予想以上の悪ガキ達に頭を悩ませる。しかし、彼女は偶然に学校が今季で閉鎖される事を聞き、その話が無くなるように改革を進める。それは、音楽クラスの生徒達だけの聖歌隊を結成する事である。最初生徒達はあまりやる気を出さなかったが、学校が閉鎖される事を知ってからは真面目に聖歌隊の活動に取り組むようになる。しかし、リタという生徒だけは授業を放棄し周りから孤立してしまう。デロリスは、彼女がなぜ自分に反抗的な態度を取っていたのか理由を知り、少しずつ彼女に接して良い関係を築く。そして、全員揃った聖歌隊はサンフランシスコで行われるコンテストに向け練習を重ねる。コンテストの日を迎え、生徒達が他の聖歌隊のレベルの高さを知って怖がっている事に気づいたデロリスは、生徒達を叱咤激励する。そして、彼らは自分達にしか出来ない音楽を表現し優勝を果たす。この結果により閉鎖の話は無くなったが、デロリスの正体が生徒達に伝わってしまう。生徒達に真義を聞かれた彼女は、「ショーガールではなくスターよ」と言って物語は終わる。