セッション / Whiplash

セッション / Whiplash

2014年、撮影当時28歳で全く無名だったデイミアン・チャゼル監督初の長編映画。サンダンス映画祭 W受賞を皮切りに驚異の記録で賞レースを席巻。名門音大に入学したドラマー(マイルズ・テラー)と伝説の鬼教師(J・K・シモンズ)、究極の師弟関係を狂演VS怪演で演じきり、狂気のレッスンの果ての衝撃のセッションは、誰も観たことのないクライマックスへと展開する。映画史上に残るラスト9分19秒は圧巻。

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セッション / Whiplash
8

狂気ともいえる情熱

この映画は、面白いハズ!という期待して観たら、本当に面白かった映画でした。
「アカデミー賞が飛びついた才能と狂気」のキャッチコピー。48受賞。
ポスターのシンプルさに、まず惹かれました。
真っ暗なバックに、ドラムを叩く青年と、怒鳴る中年。溢れる熱血オーラ。
『お金かけないで、面白いの作りました』感が、伝わってきましたね。
有名俳優やら、CGやら、「制作費○億円!」の触れ込みより、こういう映画のが好感が持てます。
たくさん賞を取った事を売りにしてましたが、それは気にしませんでした。
「全米が泣いた」映画でも、最後までずっと真顔だった映画も多い。
主人公の青年は、偉大な音楽家を目指す学生をマイルズ・テラーが、アンドリュー・ニーマンを。
鬼教師テレンス・フレッチャー を、J・K・シモンズを演じています。
J・K・シモンズは、この役で助演男優賞を受賞しました。
予告を見ても分かりますが、圧倒的な存在感です。
居るだけで怖いですが、間違えるとビンタ、イスを投げるなど、普通に暴力を振るいます。
それでも主人公のニーマンは、夢を叶えるため、異常なレッスンについていきます。
パワハラに拒絶反応がある方には、おススメ出来ませんが、そうでなければ楽しめるでしょう。
狂気ともいえる情熱を、感じれます。
熱くなりたい人は、是非。