ゼノブレイド2

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ゼノブレイド2
10

キャバレークラブ「楽園」

この作品は少年と少女が世界を救う物語です。純粋な心で見ればですが。でも構成自体は大人っぽい話になっています。例えるならキャバクラです。

キャバレークラブ「楽園」のNo.1キャバ嬢・ホムラちゃんが突然行方不明になり、行方を捜していた楽園の黒服シンとメツとNo.3キャバ嬢のニアさん。ついに所在を掴んだ3人は地元の探偵レックス君にホムラちゃんを見つけだしてほしいと依頼します。
で、見つけたは良いんですがホムラちゃんは巧みに何も知らされていないレックス君を誘惑し「悪い男に追いかけられています。楽園に連れてってほしい」と頼みます。
純粋無垢なレックス君はその言葉を信じてホムラちゃんを連れて悪い男から守りつつ楽園を目指します。(まぁ本当は楽園の売上を持ったまま行方不明になったホムラちゃんを追いかけてきただけですが(笑))
そして道中ついに楽園のお金をメツに奪い返されてしまうホムラちゃん。しかしそこで衝撃の発言「私は確かにお金を盗みました。でも私は生まれつきお金持ちだから」と自分が総理大臣の娘であることを告白します。
時すでに遅し、レックス君はもうホムラちゃんのトリコになっているので全く疑いません。本当の力(運転手付きのリムジン)を使って逃げ出します。(ついでに売上も取り返す)
そして最後には楽園に行き楽園オーナーのクラウスさんに「私が稼いだお金なんだから私の物でしょ」と強気な態度を取るホムラ(ヒカリ)ちゃん。クラウスさんも「まぁそうかも」といい楽園は閉店に追い込まれてしまいます。
の癖にエンディングでは「全てを捨ててこの身ひとつで来ました。貰ってください」と言わんばかりの態度でレックスに迫るホムラちゃん。ハッピーエンドに仕上がってますが楽園が閉店したって事はホムラちゃんお金返してないよね?まぁいいか。とか思いつつ終わります。

まぁ全て偏見ですが、こんな楽しみ方も出来るストーリーの完成度は凄いです。
原案者である高橋 哲哉(モノリスソフト)と任天堂のコラボレーションは最高ですね。