宝石の国 / Land of the Lustrous

宝石の国 / Land of the Lustrous

『宝石の国』とは、市川春子による漫画作品、および漫画を原作としたアニメ作品。アニメーション制作は「オレンジ」が担当した。今から遠い未来、星の生物は不死の体を持つ宝石になっており、宝石を装飾品にするために月から飛来する「月人」と28体の宝石たちとの戦いを描いている。美しい作画と作中に散りばめられた謎が魅力の作品となっている。

hijiki0422のレビュー・評価・感想

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宝石の国 / Land of the Lustrous
9

今1番面白いSFファンタジー

宝石の体を持つ人型の生物がでてくるSFファンタジーです。あくまで宝石(無機物)なため登場人物たちはいわゆる不死身です。体が割れたり破損することがありますが、修理することが可能です。また、痛覚や温度を感知することもできません。登場人物である宝石たちは、共同生活の中で各々仕事を持ちながら協力して生活しています。そんな宝石たちを連れ去らい装飾品としようとするのが「月人」と呼ばれる敵です。月人との熾烈な戦いが描かれています。
主人公はフォスフォフィライトという宝石で、ほかの宝石たちと比べて割れやすい性質を持ち、天真爛漫な性格ですが、とても不器用なため仕事を任せて貰えません。また、月人好みの色をしているらしく、真っ先に標的にされてしまうため戦いには出して貰えません。ですがひょんなことから月人との戦いに出して貰えるようになるのですが...
そんな月人たちとの戦いの中で主人公は成長していくのですが、その姿は成長と言うより豹変とも言えます。
2017年にアニメ化もされました。私はアニメから見始めたのですが、あまりにも面白くて全巻一気に買ってしまいました。現在8巻まで発売されています。巻をますごとに宝石たちや月人の秘密がわかっていき衝撃の展開になっていきます。