暴太郎戦隊ドンブラザーズ

jasmine10のレビュー・評価・感想

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暴太郎戦隊ドンブラザーズ
9

いつの間にか子どもよりも大人がハマってしまう戦隊ヒーロー

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』という作品名を初めて目にする方は、「なんだこの戦隊は」と困惑するだろう。
ドンブラザーズのドンブラとはあの聞き馴染みのある「どんぶらこどんぶらこ」という桃が流れてくる時のものである。ドンブラザーズはあの有名な昔話の桃太郎がモチーフ。「桃太郎?なんかダサい」という先入観は捨てて、とりあえず1話(ドンブラザーズではドン1話と表される)を見てほしい。初見では全く意味が分からないまま30分が終わる。この「意味が分からない」がだんだんと「面白い!」に変わるまで、とりあえず我慢して見て欲しい。
大人がハマるポイントとしては、伏線があちらこちらに散りばめられていて、気持ちよく回収されるものもあればそうでないものもあり、考察が非常に楽しめる作品であるという点。
各キャラクターが非常に個性的かつ強烈であるが、みな様々な愛を持っている。その愛がとんでもないことを引き起こすのもドンブラザーズの醍醐味のひとつ。
個人的には戦隊ヒーロー初の男性ピンクであるキジブラザーの愛にご注目。男性がピンクかということなど全く気にならないぐらいに強烈な愛を持つキャラクターだ。
ハマった後には「縁ができたな!!!!!」というセリフが言いたくなるはず。