ピッチ・パーフェクト / Pitch Perfect

ピッチ・パーフェクト / Pitch Perfect

『ピッチ・パーフェクト』とは、2012年アメリカで公開され、大ヒットしたミュージカルコメディ映画。
トニー賞のミュージカル演出賞にノミネートされたこともあるジェイソン・ムーアが監督を務めた。
孤独を抱えて大学に入学した主人公ベッカはひょんなことからアカペラサークル「バーデン・ベラーズ」に入部する。個性溢れるアカペラガールズが、ヒットチャートを賑わせた大ヒットナンバーをカバーし、大学アカペラ選手権を目指す。彼女たちの葛藤、友情、恋、成長をコメディタッチに描いた青春サクセスストーリー。

バージンヘアーのレビュー・評価・感想

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ピッチ・パーフェクト / Pitch Perfect
8

音楽好きには絶対におすすめの作品!

私が今日おすすめしたい映画は『Pitch Perfect』 (ピッチパーフェクト)。
多くの映画情報サイトにはミュージカル映画として紹介されいてるが、その情報は1度捨てていただきたい。なぜならこの作品はミュージカルというよりも、個性ある女性たちがアカペラを通じて団結していく物語だからである。

主人公であるベッカはDJを目指しているが、父の勧めでしぶしぶ大学へ入学。1年頑張ればDJを目指しても良いという条件で、女性だけのアカペラサークル「ベラーズ」に入会する。
個性の強すぎるメンバーの中でなんとなく練習をこなす毎日だったが、リーダーのオーブリーとの対立もあり、ベッカはグループを1度離れようとする。その後、メンバー同士がありのままの自分の姿を話すことで団結し、ベッカを中心にサウンドを作り上げていく。

本作は下ネタ・差別などの若者ならではイジリやネタを含みつつ、それをコミカルに描いている。低俗な掛け合いも少なくないが、アメリカの若者のノリや生活を垣間見ることもでき、非常に楽しんで観賞することができる。

肝心な音楽はというと、格好良い曲が多く、マッシュアップもとても素晴らしい。3部作すべてに共通しているのは、とにかく「音楽がいい!」ということである。1は少し昔の曲が多めだが、3などは成長した彼女たちのかっこよさを全面に出したような構成で、つい口ずさんでしまいたくなる。
さらに1の序盤でベッカがコップを楽器代わりに歌うシーンが評判を呼び、「カップス」という形で多くの動画が作成されている。興味のある方はぜひ検索してみてほしい。

このようにミュージカル映画というものとはまた違う本作だが、3部作すべてに共通して、音楽を通して青春を過ごすベッカやベラーズの姿をぜひ見ていただきたい。