西川貴教 / T.M.Revolution / ティー・エム・レボリューション

西川貴教 / T.M.Revolution / ティー・エム・レボリューション

西川貴教は、ミュージシャンの他、声優や司会者、実業家などいろいろな顔を持つ歌手。ソロプロジェクト名は、T.M.Revolutionである。1989年にインディーズバンドを結成し、メジャーデビューも果たすが、メンバーの脱退を機に解散。1996年にソロで活動開始。1998年6月にリリースした『HOT LIMIT』は、71万枚の大ヒットとなった。
滋賀県出身で、観光大使も務めており、2009年には滋賀県内で県内初の大型野外音楽フェスティバルを開催している。
歌唱力にも定評があり、2007年に公演された主演ミュージカル『ハウ・トゥー・サクシード』では、再演も決定するほどの人気であった。
アニメとの関係も深く、声優としては、『るろうに剣心』『機動戦士ガンダムSEED』などに出演し、主題歌も担当。NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』の人形劇『ガラピコぷ~』では声優も務め、時に歌声も披露していた。また、LUNA SEAのJとタッグを組み、『仮面ライダーゼロワン』の主題歌も担当した。

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西川貴教 / T.M.Revolution / ティー・エム・レボリューション
7

T.M.R=西川貴教の魅力

「T.M.Revolution」こと、西川貴教が世に出てきた時は音楽シーンに衝撃が走っただろう。男性なのに綺麗な中性的な顔立ちに、華奢な体からは想像がつかないほどの迫力のあるボイスで、さらにミュージックビデオにもオリジナリティがふんだんに取り込まれていた。まさに衝撃的。そしてその実力は確かなものであった。

デビューシングルの「独裁」からは、それまでビジュアル系バンドのボーカルを務めていた面影は全く感じられない。まさに「独立」。1人になり、自分だけの力と実力で戦っていこうという、TMRの決意のはじまりである。
3rdシングルの「夜明け前」は、大人気アニメ『犬夜叉』の主題歌に抜擢され、知名度が格段に上がることとなる。
夏全開のナンバー「Hi pressure」「hot limit」は、TMRの醍醐味とも言える、体全体で風を浴びながら過激な衣装で歌うイメージを世に植え付けた。
また「White bless」や「burning Xmas」などの冬ナンバーは、意中の人を一途に思い続ける男性の心情を、独自の切り口で繊細に歌い上げた。

その後TMRは充電期間に入り活動を休止するが、しばらくしてTMRーDとして再活動。3枚のシングルとアルバムをリリースしファンを喜ばせてくれた。
そこからまたTMRとしての活動を始め、『ガンダム』の主題歌などのアニメソングを数多く歌い上げている。さらにNHKの子供番組に出演するようになり、TMRこと西川貴教のエンターティナーとしての実力は今も確実に伸び続けている。