スクライド / s.CRY.ed / s-CRY-ed

スクライド / s.CRY.ed / s-CRY-ed

監督・谷口悟朗、脚本・黒田洋介によるサンライズ制作のオリジナルアニメーション作品。2001年7月4日から12月26日まで放送され、熱いストーリー展開で人気を博した。アルター能力者であるカズマが好敵手である龍鳳や多くの敵との戦い、さらには本土からの刺客との激戦を繰り広げる能力バトルアニメである。

7svump_of_chickenのレビュー・評価・感想

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スクライド / s.CRY.ed / s-CRY-ed
10

女性もハマる!熱い漢のアニメ!!

『コードギアス』でお馴染みの谷口悟朗監督による作品。
2001年に放送された作品だが、今見ても古臭さは全く感じさせない作品である。
2011年には10周年記念で再編集版が劇場公開され、2021年にも20周年プロジェクトでグッズや書籍が発売されるほど、根強い人気を誇っている。

荒れ果てた地で特殊能力を武器に自分を貫きながら生きていく漢達の物語である。パッと見では女性向けではない雰囲気を醸し出しているが、女性が見てもキャラクターに感情移入できる。その生きざまに時にはスカッとし、時には涙を流す事もあるだろう。男性はもはや義務教育レベルで見て欲しい作品である。

キャラクターデザインが『ガンダムSEED』の平井久司氏なので、男女共にキャラクターが魅力的である。他のアニメではイケメンともてはやされそうなキャラクターも、この作品ではそのように扱われる事は少なく、内面の変化で魅せてくれるのも作品の魅力の1つである。

名言のオンパレードなのもスクライドを語る上では欠かせない要素である。そこは『ガンダムOO』のシリーズ構成でお馴染みの、黒田洋介氏の手腕が発揮されていると言えるであろう。
主題歌もOPはわかりやすいくらいに熱い曲、EDは哀愁の中に秘められた情熱を感じさせる曲でどちらも素晴らしい。挿入歌も素晴らしく、聞くだけで場面が甦る。

少し前の作品だからと毛嫌いせず、老若男女に見て頂きたい作品である。