マスク / The Mask

マスク / The Mask

『マスク』とは、1994年7月29日にアメリカ合衆国より公開されたコメディ映画である。ダークホースコミックスのコミック『マスク(英語版)』が原作である。監督はチャールズ・ラッセルであり、主演はジム・キャリーが務める。全世界で3億5千万ドルの興行収入を得る。冴えない男のスタンリーが、偶然に緑色の木製の仮面を手に入れる。その仮面をつけると、超人的な力を持った緑色の顔の怪人・マスクに大変身する話である。

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マスク / The Mask
7

ジム・キャリーの名を広めたコメディ映画

1994年に公開されたアメリカのコメディ映画で、冴えない銀行員が奇妙な仮面を被った事で、緑色の顔の怪人マスクへと変身をとげて、超人的な力で大騒動を巻き起こす話となっています。
主演にジム・キャリー氏、ヒロインにキャメロン・ディアス氏を配し、当時ほぼ新人だった両氏の出世作としても有名になった本作。ストーリー的にも冴えなかった主人公が最終的にはマスクの力に頼らない程成長する過程を描いたメロドラマにもなっていましたが(とはいえだいぶコメディ色の方が濃いのですが笑)、本作はまだ発達したてのVFXも積極的に導入されている点も特徴の1つです。トムとジェリーなどカートゥーンアニメのような描写を、実写で映像化した面においても画期的で、よりコメディ感を増した作風になっていました。

吹き替え面においても、主人公を演じる山寺宏一氏の変身前後の演技の幅の広さを堪能でき、山寺氏の洋画吹替の仕事で真っ先に本作が浮かび上がるファンも多い印象でしたね。全体的に登場人物たちの掛け合いもノリがよく、比較的肩の力を抜いて楽しめる作風になっています。いつ今観ても当時の勢いというか面白さを感じさせる作風になっていますね。