ケツメイシ

ケツメイシ

ケツメイシとは、日本の音楽グループである。メンバーは、ラッパーのRYO(リョウ)、ボーカルのRYOJI(リョウジ)、ラッパーの大蔵(ダイゾウ)、ディスクジョッキーのDJ KOHNO(ディージェイ コウノ)の4人。グループ名の由来は、中国の薬草である決明子である。
1993年、ケツメイシとして活動を開始させた。1999年に初インディーズ曲の『こっちおいで』をリリース。そして、2001年に『ファミリア』でメジャーデビューを果たす。2005年にリリースした11枚目のシングル『さくら』がオリコンシングルチャートで初の1位を獲得したことで、日本を代表するトップアーティストの仲間入りを果たした。知名度が全国区になり、年末の『紅白歌合戦』への出場を依頼されるが、辞退した。
2021年、アルバム収録曲の「⾛り続けた日々」が「第101回全国⾼校ラグビー⼤会」のテーマソングに起用された。そして年末には、『紅白歌合戦』に特別枠で初出演を果たした。

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ケツメイシ
10

あなたの人生にそっと寄り添うおじさん4人

今から紹介するアーティストは、四十五を超えた4人のおじさんから成るジャパニーズヒップホップグループの『ケツメイシ』です。
グループ名の由来は、古代中国で下剤として使われていた薬草、「決明子(けつめいし)」からきており、薬草の効用である「全てを出しつくす」という意味が込められています。
メンバーの「大蔵」と「Ryo」はAメロBメロをラップで歌い倒し、サビをメインボーカルの「Ryoji」がバラードで曲調を変え、DJ担当の「DJ KOHNO」は3人の後ろでレコードを回す。正当なヒップホップというよりかは、ラップとバラードを組み合わせた「ケツメイシ」という新しいジャンルが存在するかのようですね。

ケツメイシの曲を一言で表すと、「頑張り屋さんのあなたに送る人生応援ソング」です。生きていれば悲しいことも苦しいこともある。それを俺たちが代弁し、言葉に落とし込み、歌でと届ける。ライブのMCではそんなことを口にされています。また、ケツメイシのライブには必ず30分ほどの本格的な「お笑いコント」がセットリストに入っており、お客さんを爆笑の渦に包み込みます。楽しいことばかりではない人生こそユーモアは絶対に忘れない、というグループの熱い想いがうかがえます。

人生に疲れたと思ったら、一回立ち止まってケツメイシの曲を聞くと新しい自分と出会えるかもしれませんね。