トモダチゲーム

トモダチゲーム

『トモダチゲーム』は、『別冊少年マガジン』(講談社)で連載された原作・山口ミコト、漫画・佐藤友生の頭脳ゲーム漫画およびそれを原作としたドラマ、映画である。幼い頃から「金より友達」と教えられてきた高校生の片桐友一は、借金返済のために仲の良い友人4人と「トモダチゲーム」に挑戦する。「友達を疑わないこと」で簡単にクリアできるはずだったが、悪質なルールや仲間の裏切りに翻弄され、あっけなく友一達の友情は崩れ去るのだった。究極の心理戦の果てに友一達はゲームをクリアできるだろうのか。

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トモダチゲーム
8

友情かお金か

トモダチゲーム、その名の通り友達と参加するゲームを描いた物語です。
友達の中の誰かが借金を抱えゲームに参加するところから物語は始まります。
主人公は新聞配達のアルバイトをしながら高校に通う苦学生です。
お金はなくても大切な友達に囲まれて学校生活を送っていたところ、ある日突然ゲームへ参加することとなりますが、友達5人の友情があれば難なくクリアできるとみんな信じてゲームへ進むことになります。
内容はとっても簡単なものですぐにクリアするかと思われました。
しかし、思うような結果にならず友達の間に不穏な空気が流れみんな疑心暗鬼になってしまいます。
主人公の機転で何とかゲームはクリアしたものの、まだゲームは続くとのこと。
友情にヒビが入ったまま次へと進むことに。
そこで待ち受けていたのは友達の陰口を暴露するゲーム。
みんな陰口を言わなければ仲良くクリアできる、そんな期待もつかの間、すぐに誰かが裏切ってしまいます。
完全に友情が崩壊した中、裏切り者を探すことに。
当然すぐには見つかりません。
ゲームはどんどん進んでいき、友達のうち1人が犠牲になりかけたとき、またもや主人公により裏切り者が判明。
主人公と裏切り者の2人でゲームをクリア、次のゲームに進むことになります。
しかしこの裏切り者はゲームの運営に復讐するために友達を巻き込んだのでした。
次のゲームには敵チームが参戦。
サバイバルバトル形式へと発展していきます。
命の危険もある極限状態の中、裏切り者は主人公に信頼してもらうため戦い抜きます。
裏切りや先が読めない展開にドキドキさせられ、次のお話が読みたくなる作品です。