シャドーハウス

シャドーハウス

『シャドーハウス』とは、週刊ヤングジャンプにて2018年から連載されている漫画だ。著者はソウマトウで、「ヤンジャン!」にてカラー版が同時配信されている。謎の洋館「シャドーハウス」で暮らす貴族、「シャドー」と、その世話係「生き人形」たちの、友情や敬愛を描いたゴシックミステリー。
単行本は電子版含め260万部を突破している人気作品だ。2021年にアニメ第1期が放映され、2022年には第2期も放映された。

crafty103のレビュー・評価・感想

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シャドーハウス
8

かわいいキャラクターとダークな雰囲気が合わさったアニメ。謎が解き明かされるワクワク感。原作もおすすめできます。

シャドーハウスという屋敷に住んでいるシャドー一族は、影のように全身真っ黒で表情が見えません。
そのため自分の顔の代わりとなる生き人形と一緒に生活しています。
このアニメはシャドーハウスに仕える生き人形とその主人であるシャドーのお話です。

生き人形のエミリコはシャドーであるケイトの「顔」です。
生き人形たちは、シャドー家の役に立つことが自分の幸せであり、他の余計なことは考えてはいけないと教えられています。
そのためエミリコはケイトのために掃除をしたりお茶の用意をしたり一生懸命働くのです。
ケイトも元気いっぱいで素直なエミリコのことを気に入り、失敗してしまっても優しく受け止めるなど、お互いに相手を大事に思うようになります。
序盤はこんな2人の仲睦まじい姿に癒されます。
しかし、顔と主人の適正を測るための「お披露目」のこと、シャドー家に不要だと判断された者は処分されてしまうことなど、シャドーハウスの恐ろしい部分を知ることになるのです。
そしてエミリコは徐々に「シャドーハウスとは何か?」という疑問を持つようになります。
生き人形は余計なことを考えてはいけないのに。

かわいらしいキャラクターと不穏なシャドーハウスの謎に引き込まれます。
続きが気になってどんどん見てしまう作品です。アニメが気に入れば原作の漫画も是非読んでください。