1日外出録ハンチョウ

1日外出録ハンチョウ

『1日外出録ハンチョウ 』とは原作・萩原天晴、漫画・上原求、新井和也、協力・福本伸行による漫画。福本の代表作『賭博破戒録カイジ』の主人公とチンチロ博奕で合間見えるハンチョウこと大槻太郎(おおつきたろう)を主人公としたスピンオフ作品である。消費者金融を主とする帝愛グループは多くの劣悪債務者を地下強制労働施設に収容する。そこで勤労意欲を促す最高価勤労奨励オプションが“1日外出券”である。この作品は“1日外出券”を頻繁に購入する大槻が限られた1日をいかに謳歌するかが描かれているギャグ漫画である。

arichann05240のレビュー・評価・感想

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1日外出録ハンチョウ
8

スピンオフなのにこれだけでも読める!

大人気シリーズ「カイジ」のスピンオフ作品一日外出録ハンチョウ。
カイジに登場する敵役ハンチョウが一日外出券を使い自由気ままに食事をする所謂飯テロ漫画。
この作品はスピンオフ漫画ではあるもののカイジを読んでなくとも全く影響なく読める、というよりほぼ本編と関係がない内容となっていますのでこの作品から読んでも問題ありません。
基本的に一話完結で合間に読むことができ自分を甘やかす事が下手な大人に刺さる様な名言も時にある頑張る大人にオススメな作品となっております。
漫画の内容ですが地下労働施設で働くハンチョウが本来であれば高額で手が出ない一日外出券を使いご飯でその一日を充実させるといったストーリーで進みます。
ご飯の価格は必ずしも豪勢なものばかりではなくわりと質素なものも多いので逆に食欲がそそられたりもします。
序盤はハンチョウがご飯を食べて見張りの黒服はリアクションをとるといった感じで物語が進むとハンチョウの部下である沼川、石和であったり黒服の宮本が物語に加わり男の友情が絡むストーリーも展開されます。
なのでメインターゲットは大人の男に絞られている印象ですが刺されば何度でも読んでしまう、そういった作品に思えます。
まとめさせて頂きますと自分を甘やかすのが苦手な大人の男性にかなりオススメな作品です。
一話完結なのでまずは一冊からでも読んでみてはいかがでしょうか。