パスピエ

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パスピエ
10

最新鋭ポップサウンド「パスピエ」

聞かず嫌いな私もやはり改めて流行している曲やサウンドを聴いてみると「だから人気がるのか」と納得せざるを得ないことが多々あります。ただ、なんとなくランキング上位の流行歌を消費するようにスラスラと聞き流すのに嫌悪感が湧いてきた…または飽きてきた…なんてJ-ROCKリスナーにオススメしたいのが「パスピエ」というバンド!パスピの音楽、また世界観を作り出す大きな要素が2点あります。
一つ目は、「音大出身ピアニストが作り出す超絶サウンド」です。キーボード担当の成田ハネダはかの有名な東京藝術大学出身のスーパーテクピアニストなのですが、トリッキーな前奏から始まり、AメロからBメロ、サビまでの展開、クラシック音楽の土台に乗るJ-POPのサウンド、これは誰にも真似できないし似たバンドを少なくとも日本では見たことないです。(私調べ)特別に音楽理論に詳しい訳ではないですが、曲の展開は本当に天下一品です。(読み直していて気付いてしまいましたがダジャレのつもりはありません笑)
二つ目は、「ほとんどのアートワークをボーカルが担当していること」です。今までリリースされてきた楽曲のジャケットイラストは全てボーカルの大胡田なつきさんが担当しています(一部アーティスト写真では外部のイラストレーターが担当したものもあります)。大胡田なつきさんはイラストだけでなく、歌詞の担当もしているため、パスピエ全体の雰囲気や世界観が統一されさらにパスピエの音楽がブラッシュアップされている気がします。
さらにパスピエの音を確立させながら流行りのJ-POPにも寄り添う、いわば最新鋭のポップサウンドを担うバンド、ぜひお聴きください。