Diner ダイナー

bump27mugi235のレビュー・評価・感想

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Diner ダイナー
6

序盤?終盤手前の引き込まれ感がすごい。

やはり主演の藤原竜也が強い。
アクションも出来、さらに演技力もよく、藤原竜也らしく引き込む力も強い。
絶対にこの立場のキャラクターに思い入れることはない、と序盤は思うが
気がつくとここの目線で物事を見ていたりするからやはり彼はすごい。
そして蜷川実花にしか持ち得ない世界観。
好き嫌いは分かれるかもしれないが、私は非常に好みである。
映画館でみる価値のある映像だ。
ドラマではチープになりかねない彼女の世界観が存分に楽しめる。
こんなダイナーに私も通いたい。
そして序盤の盛り上げは本郷奏多・窪田正孝にあるといっても過言ではない。
彼らの演技力というのか、憑依力というのか。
一番怖かったのは彼らだ。役柄はそれぞれだが印象には強く残る。
主演の女の子より遥かに残る。

アクションあり、演技力の見応えあり。
キャスティングも有名どころを揃えており、「誰だ、全員知らない」というようなこともなく
どんな世代の方でも見入るきっかけや役者がいる。
脇役にもこんな方が?!と思うようなキャスティングをしており、
最後まで「実はこの人が出てるということは、こんな展開になるかも…?」と思わざるを得ない。
それなのに「え、本当にこんなちょい役…?」と思ってしまう方もいる。
すごいキャストだ、と心から思う。

でもやはりすごいのは冒頭で述べた通り藤原竜也。
そして本郷奏多と窪田正孝。
他のキャストも役所次第では印象に残ったとは思うが
このキャストのバランスは素晴らしいと思う。よりたくさんの方に見て欲しい。
…が主演女優がこうなると影薄くなってしまうのとやはり最後が消化不十分な映画だった。
彼女の売り出し用映画でなければ素晴らしかったと思う。