スキップ・ビート! / スキビ / Skip Beat!

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漫画家、仲村佳樹により描かれた日本の少女漫画作品。白泉社発行の花とゆめにて2002年から連載されている。日本ではテレビアニメ化、台湾ではドラマ化とメディアミックスも果たしている。幼馴染への復讐のために芸能界入りした少女、キョーコが演技の面白さに目覚め、今まで他人を中心に動いてたのとは対照に自分のために俳優になることを目指すラブコメディである。ショート漫画も掲載されたファンブックも発行されている。

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9

現代版ガラスの仮面

主人公は、駆け落ちするほど好きだった幼なじみ(新進気鋭の人気ミュージシャン)から屈辱的なフラれかたをしてしまい、その幼なじみを見返すために同じ芸能界へ入ることを目指し、女優への道を進んでいく。主人公キョーコはだんだんと女優の才能をあらわにし……という、少女マンガの典型的なお話です。
あらすじだけを読むと、ガ◯スの仮面を彷彿とさせる内容ですが、これは似て非なる芸能マンガ!とにかく、負のパワーでのしあがっていく主人公キョーコが、見ていてとても気持ちよく純粋に応援したくなります。負のパワーを糧にしてる割にはとても明るいし、かといって明るいだけではない生い立ちの暗さも垣間見え、読み方によってはミステリーちっくな要素もあるような??
脇を固めるキャラクターもとても個性的。事務所社長のローリー宝田は、出てくる場面がギラッギラで思わず笑ってしまうほど。相棒のモー子さんも、つんけんキャラかと思えば優しいところとあったりと、この作者はやはりキャラ作りがうまいなと感じます。
バリバリの演劇マンガを読みたいと思ってる人には、最初は面食らう場面もあるかと思いますが、読み進めていくうちにどんどん癖になるという、スルメのようなマンガです。かなりの長編作品になっていますが、サクッとよめてジーンとし、キュンキュンもできる、これぞ少女マンガという作品です。