Ghost of Tsushima / ゴースト・オブ・ツシマ

『Ghost of Tsushima』とは、Sucker Punch Productionsが開発し、ソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されたアクションアドベンチャーゲームである。
本作は、13世紀の日本を舞台に、主人公の「境井 仁」がモンゴル軍の侵略から対馬島を守るために戦う姿を描いている。プレイヤーは、境井 仁を操作して、オープンワールドの中を自由に移動しながら、ミッションを遂行していく。
戦闘システムは、正々堂々と戦う侍とは異なり、冥人としてもミッションが可能である。騙し討ちや飛び道具の使用など、手段を問わず敵を排除するスタンスは冥人プレイと呼ばれている。侍プレイと冥人プレイは柔軟に使い分けが可能であって、冥人プレイと侍プレイをその時々の状況によって使い分けをして敵の本拠地に行ってボスを倒していく。そのためかなりの練度とテクニックが要求される比較的、蔵人タイプのゲームである。
本作は中世の日本の風景や文化を美しく描かれたグラフィックや音楽を用いてプレイヤーをその世界に引き込んでいく。『Ghost of Tsushima』は、2020年に発売され、高い評価を受けた。

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Ghost of Tsushima / ゴースト・オブ・ツシマ
8

海外の制作会社からリリースされた、和風アクションアドベンチャーゲーム

このゲームの開発は日本の開発会社ではなく「Sucker Punch Productions」(サッカーパンチプロダクションズ)というアメリカにある開発会社が制作している。
海外が開発したゲームだが、日本の鎌倉時代後期の対馬を舞台を忠実に再現したゲームとして話題になった作品である。
「日本の文化を侮辱する、欧米人による問題作」など本作への批判の声が高まっていたこともある。
舞台は、鎌倉時代後期の対馬島全土で、対馬国が元軍に侵略され、わずか80騎ほどの武士団が元軍に対抗した史実を基に「侍」をテーマにした作品である。
登場人物や詳細な物語はフィクションであるが、対馬の島の大きさはほぼ、現在の対馬と同じ広さであり、風景や人物描写などはよりリアル再現されている。
主人公「境井仁」は武将として「小茂田の戦い」で奮戦したが、80騎ほどの兵力は全滅してしまい、境井仁は戦場で気を失ってしまうが、気を失っている間に軍場から助け出され、九死に一生を得る。
「侍」の道に則った一対一の正攻法では圧倒的な戦力と火薬武器を駆使する元軍に勝てないことを悟り、
侍の道に背いてでも民を護り覚悟を固めた仁は、冥府から蘇った「冥人」と呼ばれるようになりながらも対馬各地を奔走し始める。