ホテル・ムンバイ / Hotel Mumbai

ホテル・ムンバイ / Hotel Mumbai

『ホテル・ムンバイ』とは、2018年に製作されたオーストラリア・インド・アメリカの合作映画である。2008年にインドのムンバイで発生した同時多発テロの際、タージマハル・ホテルに閉じ込められた人たちの様子を実話をもとに描いている。ホテルのレストランで給仕を担当しているアルジュンはロビーからの銃声を聞いて宿泊客を頑丈な部屋へ避難させ、テロリストとの戦いが始まる。監督はアンソニー・マラスが務め、デヴ・パテル、アーミー・ハマー、ジェイソン・アイザックスらが出演した。

Nakashima_のレビュー・評価・感想

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ホテル・ムンバイ / Hotel Mumbai
7

テロシーンが怖い。

実際に起きたインドの5つ星ホテルで起きたテロ事件がベースの話です。
テロ軍団に占拠されたホテルから逃げる客、ホテルマンたちの奮闘を描きます。
まず、最初に思ったのはテロ、怖いということです。テロの描写がリアルでとてもこわかったです。
街は破壊しまくるし、ホテル制圧の様子もこわかったです。
ある人が弱っているテロリストに反撃を仕掛けるのですが、銃で簡単に返り討ちにあっちゃうし。
やっぱり、死ぬのが怖くない人って恐ろしいなと思いました。
ホテルから逃げ出す人々もいろんな人がいて、群像劇としても面白かったと思いました。
ホテルマンたちもそれぞれの事情があって、その人物描写も見事だったなと思いました。
身重の妻を持つ給仕さんは、怪我をした人にターバンをさっと渡したり、老婆を諭したり、かっこよかったです。
私からすると、ターバンくらいという感じですが、ターバンは大切なもののようだし、それをさらっと外せるところが素晴らしいです。
あと、料理長も渋かったと思います。
テロは本当に怖いです。
この事件で犠牲になった人は規模に比べて少なかったようですが、やはり犠牲なしではなかったし、見ていてこわかったし、切なかったです。
最後に現在のタージマハル・ホテルの様子が映ったのは感慨深かったです。