緑黄色社会 / リョクシャカ

緑黄色社会 / リョクシャカ

緑黄色社会とは愛知県出身の4人組バンド。愛称は”リョクシャカ”。高校の同級生である長屋晴子(Vo/Gt)、小林壱誓(Gt/Cho)、peppe(Key/Cho)に小林の幼馴染である穴見真吾(Ba/Cho)が加わり2012年に結成。所属レーベルはソニー・ミュージックレーベルズ内のエピックレコードジャパン。長屋晴子の透明かつ力強い歌声と、個性・ルーツの異なるメンバー全員が作曲に携わることにより生まれる楽曲のカラーバリエーション、ポップセンスにより、同世代の支持を多く集める。

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緑黄色社会 / リョクシャカ
7

学生の頃から活動しているおしゃれバンド

リョクシャカという愛称で人気を博している緑黄色社会。
男女2人づつで構成された女性ボーカルのバンドである。
同級生や幼馴染で構成されているため、仲が良く、見ている側も笑顔になれる掛け合いが多くある。

音楽ジャンルとしては、シンセサイザーなどを多用した2010年代から再び流行っているシティポップに該当する。
しかし、繊細で洗練されたイメージをもつシティポップとは裏腹に、ボーカルの長屋はとても力強い声を持っておりいい意味で裏切られる。
特別声が高いわけではなく最高音はhiC~Dくらいである。聴いていて苦しくなく、伸び伸びとうたっているのでどのような曲調にも合わせることができる。
こういった特徴のおかげか緑黄色社会の曲は聞いていて飽きが来ないと思う。

ただ、ボーカルや曲調に目は行くが、それぞれの楽器の個性が若干薄い。よい表現をすればまとまりがあるといったところだろうか、時にはギターやベースが目立つものがあってもいいように感じるが、そういった楽しみ方は今のところできそうにない。

緑黄色社会はまとまりのあって聴いてて苦しくのない気持ちのいい音楽を作るのが上手。楽器の主張が激しいバンドが好きな人にはお勧めはできない。