7番房の奇跡 / Miracle in Cell No.7

7番房の奇跡 / Miracle in Cell No.7

『7番房の奇跡(韓国映画)』とは、2013年公開の韓国のヒューマンコメディ映画である。
知的年齢が6歳の父(イ・ヨング)と6歳の娘(イェスン)は仲睦まじく二人で暮らしていたが、ある日父ヨングは警察庁長官の娘を殺した罪で捕まる。事件によって離れ離れになった親子だったが、同じ刑務所の7番房の仲間たちの手を借り父と娘は再会を果たす。
一方、刑務所の課長(チョン・ジニョン)は、ヨングの事件は冤罪である事を確信するのだが、冤罪を晴らすべくみんなの協力もむなしく、死刑が求刑されるのであった。

silvercat5096のレビュー・評価・感想

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7番房の奇跡 / Miracle in Cell No.7
10

忘れられない映画

この韓国映画はハンカチを用意して観ていただきたいです。
知的障害の父と娘がある事件をきっかけに冤罪で引き離された時から二人の人生が目まぐるしく変わっていって衝撃的で面白く泣ける映画でした。
感動だけの泣ける映画だと思っていたのですが刑務所の中で知り合った7番房の仲間たちと過ごす日常シーンはとても面白く笑い涙が出ました。
冤罪は晴れたのにも関わらず娘を守るために自分が死刑になることを選んだ父の姿に親子の絆の深さを感じました。
死刑執行で父と娘が引き離されるシーンは涙が止まらず自分まで胸が引きはがされる様でした。
父が亡くなってからの展開も十分に面白かったです。
7番房の仲間たちが集結し承認になり弁護士になった娘が父の冤罪を晴らしたシーンは勝手に涙がでました。
今までにない映画で心を打たれた初めての映画です。
親子とは、本当の友情とは何か考えさせられるものです。
知的障害という難しい役をこなす俳優の姿も見どころです。実際に施設に訪問し知的障害の方々とふれあい、勉強したようで違和感やわざとらしさもなく、見入ってしましました。
ぜひ、そういう面にも目を向けながら観ていただきたいです。
何回見ても飽きない映画です。
泣きたい気分の時には絶対にお勧めです。