【北九州監禁殺人事件】殺人犯・松永太の息子が語った壮絶な人生まとめ【ザ・ノンフィクション】

「北九州監禁殺人事件」というものをご存知でしょうか。2002年に発覚したもので、福岡県の北九州市小倉北区で行われていた監禁・虐待・連続殺人事件の総称です。犯人は逮捕され死刑囚となったものの、それで事件は解決ではありません。殺人犯の息子として日の当たらない人生を歩むことを余儀なくされてしまった青年が、その苦悩をテレビ番組『ザ・ノンフィクション』で告白しました。この記事では、彼の壮絶な人生の内容についてまとめています。

犯罪史上稀に見る凶悪犯罪とされている北九州監禁殺人事件

北九州監禁殺人事件は、2002年(平成14年)3月に
北九州市小倉北区で発覚した監禁、殺人事件

出典: ja.wikipedia.org

人の弱みにつけこんで監禁をして金を巻き上げ、
拷問と虐待によってマインドコントロール下に置き、
お互いの不満をぶつけさせることにより
相互不信を起こして逆らえなくし、
被害者同士で虐待をさせることで相互不信を一層深くさせ、
自分の手は汚さずに用済みとなった人間を殺害して
死体処理を行わせた(裁判では6人の殺害と1人の傷害致死)

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犯罪史上稀に見る凶悪犯罪とされ、第一審で検察側は
「鬼畜の所業」と被告人男女を厳しく非難した。
2011年12月、最高裁判所によって
主犯Xの死刑と共犯Yの無期懲役が確定した。

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非常な残虐性・悪質性にもかかわらず、
事件に報道規制がかけられたとされ、事件の知名度は高くない。
報道量が少なくなった理由としては
「あまりにも残酷な事件内容のため
表現方法が極めて難しいこと」
「家族同士が殺しあった事件の性格から被害者遺族が
メディアに積極露出をして
被害を訴えづらいこと」があるとされている。

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24歳青年のあまりに悲しき人生の告白

番組の主人公は、史上最も猟奇的と言われる「北九州連続殺人事件」の犯人の息子。番組ではその壮絶な人生について語っている。

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両親の判決

息子が18歳の時、両親の判決が言い渡された。父である松本太は主犯として死刑、内縁の妻である緒方純子は無期懲役となる。

判決後母親から届いた手紙

判決後、息子のもとに母親である緒方純子から手紙が届くようになる。その数は4年間で11通。手紙には息子の健康を気づかう、至って一般的な母親の言葉が並んでいた。

複雑な息子の心情

母親からの手紙を受け取った息子。手紙の文面はあくまでも優しい母親のものだったが、息子はその言葉を素直に受け取れずにいた。幼いころから両親に虐待を受けていたため、「実際は違うというフィルターがかかっている」とインタビューで答えた。

母親との面会

両親の真意が気になり、息子は刑務所へ面会に通うようになる。インタビューでは20回ほど面会に行ったと話した。面会で母親に言われたのは、「親として何もできなくて申し訳ない」という言葉だった。息子は「現状何もできない場所でそんなありきたりなことを言われても、ずるいとしか思えない」と返し、「何もできない刑務所の中で苦しみもがいて生き延びろ」と言い放ったという。一方、母親は虐待していたことを覚えていないと話す。「自分は夫にマインドコントロールされていた」と母親は言うが、息子からすればそんなことは無関係である。

父親との面会

Muichan
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