うそつきリリィ(うそリリ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『うそつきリリィ』とは、小村あゆみによる漫画である。通称「うそリリ」。2009年から少女漫画雑誌『マーガレット』で連載が始まり、作品が人気になったため単行本も出版された。高校生の早乙女ひなた(さおとめひなた)は、ある日校内一イケメンな篠原苑(しのはらえん)に告白される。面食いのひなたは快諾したが、後に苑が男嫌いが高じて日常的に女装していることを知る。苑とひなたのほか、クラスメイトをはじめとするカップルをとりまく日常を描いた作品である。

ひなた達の同級生。男子生徒よりも背が高いことを気にしており、そんな自分も女子として優しくしてくれる苑に片思いしていた。その後一転して男装にハマるが、相川颯一朗を好きになり「女の子らしくなりたい」と奮闘する。

相川颯一朗(あいかわ そういちろう)

ひなた達の同級生で委員長。当初は女装した苑の追っかけの1人で、「委員長」とのみ呼ばれていた。実はハーフで金髪碧眼だが、女子生徒に騒がれたくないため髪を染め、眼鏡をかけている。

城田悠里(しろた ゆうり)

ひなた達の後輩。女性同士の恋愛である「百合」が好きで、ひなたと苑カップルを陰ながら推していた。普段は長い前髪で顔が隠れているが、犬顔で可愛らしい容姿をしている。家では犬を飼っており、生まれた子犬を早乙女家に譲った。

桃野千尋(ももの ちひろ)

ひなた達のクラスの転校生。生まれつき身体と心の性が一致しておらず、ずっと男性として生きることに違和感があった。転校前の高校で「堂々と女性の恰好をしたらいい」と言ってくれた同級生の男子と付き合ったが、別れて気まずくなり転校してきた。

早乙女家

早乙女陽樹(さおとめ はるき)

ひなたの父。物腰柔らかでお人よしで涙もろいで父親としての威厳はないが、「泣かれそうになると言うことを聞いてしまう」と相手に思わせる雰囲気がある。ひなたの彼氏が女装男子と知り、最初は交際に反対していた。

早乙女海咲(さおとめ みさき)

ひなたの母。しっかり者で子どもたちの変化にもよく気がつく。ひなたと同じく面食い。

早乙女太陽(さおとめ たいよう)

ひなたの年子の弟。ひなたの男装姿にそっくりで、苑も見分けがつかないほどである。初めは苑が本当に女性だと勘違いし片思いしていた。

篠原家

篠原慎之介(しのはら しんのすけ)

苑の父。ダンディで会社の女性社員からモテモテである。妻の琳もあきれ果てるほどの女好きで、それは息子たちにも遺伝している。苑の女装の理解者。

篠原琳(しのはら りん)

苑の母で、普段は海外で仕事をしているためほとんど家にいない。年齢を感じさせない美貌の持ち主。慎之介の女好きにあきれ、女好きや女々しい男性を嫌悪している。

篠原庵(しのはら あん)

篠原家の長男で美容師をしている。苑の女装用のウィッグはすべて庵が手がけている。色気があり女好きだが、「可愛ければ男でも優しくする」という。

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