閲覧注意!アメリカで発見された世界一危険な藻類フィエステリアの秘密
ここではアメリカで発見された「世界一危険な藻類」フィエステリアの生態についてまとめた。小さな単細胞生物で高い知能も持たないフィエステリアだが、揮発性の神経毒を分泌する恐ろしい生き物だ。バイオハザードのレベル3に指定されている、数少ない藻類なのだ。
新種の生物が発見された
1988年、アメリカで新種のプランクトンが確認された。その名は ”フィエステリア・ピシシーダ”。
出典: www.ne.jp
米国東海岸で発見された淡水にすむ単細胞生物フィエステリア・ピシシーダ(Pfiesteria piscicida)は、有毒な渦鞭毛藻類の1種だ。フィエステリアは魚がいないときは無毒だが、魚がやってくると有毒な遊走子に変身し、毒素を放出しながら魚に近付いていく。
どのくらい危険なの?
生きたサカナに反応して毒素を放出し、これを大量死させ、少なくとも24の形態を持ち、その毒素は空気感染によりヒトに記憶障害をもたらす。
出典: www.ne.jp
藻類としてバイオハザードのレベル3に指定されている数少ない生物である。
ヒトへの影響
フィエステリアの毒素は人にも害を及ぼす。
汚染された水が皮膚に触れても危険だし、空気中のフィエステリアの毒素を吸い込んでも危険だ。研究室内で毒素の被害に合った科学者は、呼吸困難や頭痛のほか、物忘れ、読み書きや言葉の不自由といったアルツハイマーにも似た症状を引き起こし、回復に長い時間がかかった。同様の症状は危険な水域で仕事をしていたダイバーや漁師にも現れている。
程度や持続時間はどのくらい毒素に触れてしまったかで変わるそうですが、完治するまでに最低6カ月くらいだとか。
といってもあくまで毒素が影響するのであって、フィエステリア本体はヒトへの感染性は持っていません。
日本での学名はありませんし発見されたのはアメリカ東海岸なので、直接日本には関係ないありません。しかしグローバル社会の現在、危険な生物が国境を越えて日本に来ることもあるかもしれません。
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