第3次バイクブームの兆し!40代から50代の「リターンライダー」の活躍
オートバイ市場に、第3次ブームの兆しが見えている。中心となっているのは80年代のバイクブームを経験した40代から50代の人たちで、「リターンライダー」と呼ばれている。中古店ではハーレーダビッドソンなどの大型車が売れており、業界全体の成長が続いているという。
オートバイ市場にブーム復活の兆しが見えている。
オートバイ市場にブーム復活の兆しが見えている。けん引するのは80年代のバイクブームを経験した40代から50代の「リターンライダー」だ。
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中古車を扱う「バイク王&カンパニー」では、ハーレー・ダビッドソンなど大型車を購入する中高年が多く、2ケタ成長が続いている。
一番売れているのは大型ではなく250ccのカワサキ「ニンジャ250R」。中高年のバイクブームがその子供の世代にも波及しているといい、軽二輪以上の新車販売台数は7年ぶりにプラスに転じた。
「今、日本は第3次バイクブーム」
ホンダの二輪R&Dセンター長でホンダレーシング社長の鈴木哲夫氏は、「今、日本は第3次バイクブームだと思う」と話す。
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一人当たりのバイクに使う金額が大きく増えているからだ。「道の駅などに止まっているバイクを見ると、改造に100万円以上かけているものがざらにあるんです」と鈴木氏。
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「ダメなのは新車の販売なんです。それ以外、この業界はものすごく活性化しています。ですから、うまくやれば、うちが伸びていけると考えている。
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【第三次バイクブーム】といった根拠は
バイクの売れ行きが好調だ。軽二輪車(125~250cc)では前年の3倍以上も売れるメーカーも出ている。
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メーカー各社が2012年からバイクの復活をかけてモデルチェンジし、価格と燃費を下げたことが大きい。
ここ10年以上盛り上がりに欠けていたバイク新車市場が2012年春ごろから急転し、上昇に転じた。
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各地域ごとの仕様をやめて、統一規格での製造に切り替えた。その結果、例えば700ccならば70万円でも安いといわれていたのに、60万円を切る価格で提供することができた。
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業界全体で以前ほどバイクが売れないという事が言われますが、売れていないのはこの原付であり125cc以上のオートバイは1990年~2000年の間は横ばい、2000年以降は微増の傾向にあります。
1990年から原付が激減した原因
・ヘルメット着用の義務化
・大都市圏での駐輪場問題
・排気ガス規制に端を発する4スト化に伴う動力性能低下
・若年者の自動車・バイク離れ
等があげられ、日本自動車工業会の市場動向調査でもこの傾向が確認されています。