人類を超える超技術を持つ動物たちまとめ!ヤモリなど

人類は知恵と技術によって生態系の頂点に立っている。しかし人類の技術をもってしても、機能を再現できない動物は数多くいる。ここではそんな、人間が再現できないスゴイ技術を持った生物をまとめた。

翼を持って空を飛ぶ鳥類をはじめとして、動物には人間を超える技術を持っているものもいます。

飛行機などの技術を使って人間はそれを実現していますが、いまだに簡単に実現できないような高度な技術を彼らは持っています。

▼ 分子結合による接着

ヤモリ

ヤモリは、爬虫類のトカゲの仲間で、身近でもよく見かける生物です。垂直の壁や窓ガラスでも、ぴったり貼り付くようにして動き回れるという特徴を持っています。しかし、ヤモリの足には、タコのような吸盤があるわけではなく、カタツムリのように粘液を出しているわけでもありません。では、どのような仕組みでヤモリは垂直の壁に落ちないで貼りついていられるのでしょうか?

ヤモリの足の裏には、趾下薄板(しかはくばん)と呼ばれる器官があります。この趾下薄板の表面には、マイクロメートル(1000分の1ミリ)サイズの剛毛があり、それらの剛毛は、さらに細いナノメートル(マイクロメートルの1000分の1)サイズの毛の集合によって構成されています。これらの非常に細い毛が、壁の表面の凸凹に噛み合わさると、そこに「弱い力」が生じます。

出典: yumenavi.info

これは「ファンデルワールス力」と呼ばれているもので、原子や分子の距離の6乗に反比例して働くため、距離が近ければ近いほど強く引っ張られます。

出典: yumenavi.info

すなわち力の到達距離は短く且つ非常に弱い。

ヤモリが四肢で壁や天井を歩けるのは、その四肢にある独特の構造が物理吸着力(つまりこのファンデルワールス力)を強くしているのではないかという説が現在検討されている

出典: ja.wikipedia.org

▼ 高速捕食の巨大魚

ゴリアテ・グルーパー

タマカイの異種、イタヤラ(Epinephelus itajara)は、ゴリアテ・グルーパー(ゴライアス・グルーパー:Goliath grouper)とも呼ばれ、タマカイと同じほど大きくなるハタ科の魚。

イタヤラ(ゴリアテ・グルーパー)は、サンゴ礁の海にいる魚の中で最も凶暴なわけでも、最も泳ぎが速いわけでもない。毒のあるとげも、立派な牙もない。しかし、“ゴリアテ”(旧約聖書に登場する巨人)の名が示すとおり、少なくとも1つの点では突出している。それは大きくなること、それも驚くほど大きくなることだ。

出典: www.nationalgeographic.co.jp

Ultimate Goliath Grouper Compilation || Best of BlacktipH

成長すると実家の冷蔵庫ぐらいの大きさになります。イルカより一回り小さいくらい。この動画では、ゴリアテ・グルーパー独特の掃除機のように吸い込んで捕食する様子がわかります。

さすがにこの大きさ釣れたらテンションあがりますよね。

動きが遅いのになぜここまで大きくなるのか。実は捕食方法に秘密があります。

ゴリアテ・グルーパーは捕食する際にエラから水を一気に吐き出すことで、口の中に『真空』を作り出します。それと同時に水を吸い込むことで、餌の方から口に入ってくる仕組みにより高速で捕食します。

『真空』を口の中に作り出す技術はすごいです。まさに生物進化の驚異ですね。

▼ 変形変色自由自在

コウイカ

コウイカ(英: Cuttlefish、甲イカ)は(イカ、タコ、オウムガイが属する)頭足綱の、コウイカ目の海洋生物である。最近の研究によると、コウイカは無脊椎動物の中でももっとも知能が高い部類に属する

さらに、全身に占める脳のサイズが無脊椎動物の中で最も大きいと指摘されている

出典: ja.wikipedia.org

人間がいなくなったら、地球はイカが支配するとも言われています。

コウイカは他のコウイカとコミュニケーションするため、また脅威となる捕食者に対しカモフラージュするため、皮膚の色と偏光を変化させる。

出典: ja.wikipedia.org

True Facts About The CuttleFish

それぞれのコウイカは、メタリックなグリーンやブルー、ゴールドやシルバーなど様々な色に見えます。これらの色はコウイカの体の中にある、色の成分を持っている細胞や光によって色がでる細胞が作り出します。

出典: j-net21.smrj.go.jp

コウイカは色を感知できないが、偏光を感知でき、それがコントラストの感知力を高めている。

出典: ja.wikipedia.org

カラフルなのに色がわからない不思議。

▼ 出産する『オス』

タツノオトシゴ

実は『オスが出産』します。

タツノオトシゴは、およそ魚には見えない外見と、オスが育児嚢で卵を保護する繁殖形態が知られた分類群である。

タツノオトシゴ属のオスの腹部には育児嚢(いくじのう)という袋があり、ここでメスが産んだ卵を稚魚になるまで保護する。

出典: ja.wikipedia.org

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