1920年代の女性ファッション

20世紀のヨーロッパの女性ファッションを、年代別にまとめた第3弾です。第一次世界大戦が終わり大恐慌に見舞われた時代、女性の服装はますます活動的になりました。

「フラッパー」スタイル

第1次世界大戦が終わると、欧米を中心に若い世代の間で
「フラッパー」というファッションや生活様式が流行りました。
フラッパーとは俗語で「新しい女性」の意味です。
彼女たちはそれまでの女らしい外見や生き方を捨てて、
膝丈の短いスカートを穿いて髪をボブカットに短く切り、
お酒を飲んで積極的に男性と付き合いました。
こうした変化は、大きな戦争とそれに続く大恐慌が、
人々の伝統に対する意識を変えたためとも言われています。

※フラッパー女優と呼ばれたルイーズ・ブルックス(1927)

1920年代のファッションプレート。女性はみな
髪を短く切っています。
「クローシュ」と呼ばれる釣鐘型の帽子が流行しました。

ウエスト部分は括れを強調せずにストンとさせて、
ローウエストにポイントを置くデザインです。

1925年

1920年代

1920年代。ビーズをふんだんに使ったパーティードレス

1920年代、幾何学模様のドレス。
1920年代は、「アール・デコ」と呼ばれる定規で真っ直ぐに線を
引いたような幾何学模様が特徴的な装飾様式が大流行しました。
アール・デコ様式は、ファッションだけでなく建築や
インテリアデザインなどにも影響を与えました。

1920年代

1926年、シャネルのドレス

当時の女性たち

アメリカの女優ジョーン・クロフォード(1929)

当時の若者たちの恋と生き様を描いた映画「華麗なるギャツビー」
ファッションに注目です。

とんとん
とんとん
@tonton

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